【動画】歩行車の使い方を理解して転倒を防ぐ

歩行車の使い方で大切なのは“良い姿勢”

今回は歩行者の使い方を紹介します。「買い物帰りは荷物があるので歩きにくい」と悩む方におすすめなのが、歩行車です。介護保険対象外のシルバーカーと呼ばれるものに良く似ていますが、歩行車は介護保険の対象。多くの場合、支えがあれば歩ける方向けの歩行補助具として外出するときに使われています。使用の際は「寄りかかるもの」ではなく、「良い歩行姿勢を保つためのもの」と考えてください。さまざまな種類のものがあるので、福祉用具の専門家に相談して、用途や身体の状態に適したものを選びましょう。

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更新

目線を前に向けて歩く

歩行車の高さ

高さを合わせてグリップを握ったときに良い姿勢を取る

歩行車の高さ調節は、グリップを握ったときに良い姿勢になる位置が目安です。身体の横に自然に腕を垂らしたときの、手首の高さに合わせましょう。
(00:07~00:18)

前を向いて歩いている様子

顔を前に向けて良い姿勢を意識する

ついつい歩行車に寄りかかりたくなりますが、本来は姿勢を安定させるためのもの。預けるのは、あくまでも体重の一部です。体幹を起こすこと、顔をしっかりと前に向けることを意識しながら歩きましょう。
(00:19~00:26)

介助者がいる様子

介助が必要な場合は横につく

介助が必要な場合、介助者は歩行者の横を歩きます。足の運びが遅かったり、歩行車に体重を預けすぎたりすると、歩行車が身体から離れて行ってしまい、転倒に繋がります。姿勢が安定するまで歩行車を停めるようにしてください。その際、介助者は歩行車の横を歩きます。
(00:27~00:40)

下り坂での注意点

ブレーキをかけている様子

ブレーキをかけながらゆっくり歩く

下り坂は歩行車が加速しやすく、とても危険です。ブレーキをかけながら、ゆっくりと下りましょう。
(00:41~00:49)

ブレーキを左右均等にかけていない様子

ブレーキは左右均等にかける

多くの場合、歩行車は片側ずつブレーキがかかるようになっています。進路が変わり危険が伴うため、ブレーキは左右均等にかけるようにご注意を。※機種によっても異なるので説明書をご確認ください。
(00:50~00:57)

段差は前輪から登る

前輪で段差を越える様子

前輪を段差に乗せる

まずは、前輪を段差の上に乗せましょう。後輪横に、踏み込むためのレバー(ティッピングレバー)がついていないタイプは、腕の力で前輪だけを浮かせてください。
(00:58~01:07)

後輪を滑らせるイメージ

後輪を滑らせる

前輪が乗った後、後輪が段差にぶつかるまで歩行車を前進させます。後輪を滑らせるように押してあげると、軽い力で段差を登れますよ。
(01:08~01:12)

身体のバランスが崩れている様子

転ばないように注意

前輪を段差の上に乗せるときは、慎重に。今まで歩行車に身体を支えられていた分、バランスを崩しやすくなっています。高すぎる段差を無理に越えることは避けましょう。
(01:13~01:18)

歩行車の種類

収納つき歩行車

収納つき歩行車

収納バッグがついているものは買い物のときに便利です。両手が荷物でふさがることがないので、歩行に集中できますね。
(01:22~01:30)

アームサポートつき歩行車

アームサポートつき歩行車

アームサポートがついているものは、肘をついて利用します。より身体を支えやすくなっており、手首の力が弱い方に利用されています。
(01:31~01:41)

自動制御機能つき歩行車

自動制御機能つき歩行車

近年は、ロボット技術を応用した歩行車も出てきています。センサー機能で路面や歩行車の傾きを感知して自動でブレーキをかけてくれたり、上り坂でアシストしてくれたりと、今までの歩行車にはない機能がついていますよ。
(01:42~01:47)

ポイント

歩行車の特性をきちんと理解してから使う

猫キャラクター

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