【動画】片麻痺の方の食事介助は介助者の位置が重要

介助者は患側に座って、健側から食べてもらうのが鉄則です

嚥下能力が落ちた高齢者にとって、食事は命の危険が伴う行為でもあります。食事介助を行うときは、誤嚥を防ぐために、飲み込みしやすい姿勢を保ち、ひと口ずつ飲み込みを確認しながら介助しましょう。麻痺がある方を介助する際は、必ず患側(麻痺がある側)から行ってください。これは口の中も麻痺しており、咀嚼・嚥下ができる健側(麻痺がない側)に食べ物を入れる必要があるためです。安全に、美味しく食事をしてもらうために、ご本人の気持ちを尊重した介助を心がけたいですね。

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安全な食事介助のための準備

食事介助時には、被介助者の足の裏がしっかり床に付いているかどうかを確認する

食事時に理想とされる姿勢は、足の裏が床にしっかりつき、上半身が少し前傾になっている状態です。また、顎が上がると誤嚥しやすくなるので気を付けてくださいね。
(00:10~00:20)

片麻痺の方の食事介助をする場合、介助者は患側に座る

介助者が患側にいることで、健側への介助がしやすく、患側の異常にもすぐ気付くことができます。また、失礼のないように、食事介助は座って行うようにしましょう。
(00:35~00:38)

ひと口目の前に口を湿らせておくのがポイント

食事介助時には、メニューの中から食べたいものを聞く

食事の前にメニューの説明を行って、期待感や注意力を高めましょう。バランス良く食べ進めることだけではなく、ご本人が次に何が食べたいのかという気持ちを尊重することも大事ですね。
(00:39~00:42)

食事介助時、ひと口目を食べる前に汁物などで口の中を湿らせる

誤嚥が起きやすいのは最初のひと口目と言われています。汁物で口の中を湿らせると、食べ物を飲み込みやすくなりますよ。
(00:43~00:47)

健側から入れるのが鉄則!

誤嚥を起こさないように箸やスプーンは斜め下から持っていく

箸やスプーンは斜め下から持っていきましょう。真正面や上から持っていくと、それに合わせて顎が上がり、誤嚥の原因となってしまいます。
(00:56~01:03)

食べ物を入れるときは健側から

食べ物は必ず健側の口の中に入れてください。患側は口の中も麻痺しているため、食べ物を喉へ送り込むことができず、とても危険です。
(01:04~01:10)

最後は必ず水分を摂って

誤嚥を防ぐため、口の中に食べ物が残っていないか確認する

口に食べ物が入っているときは、誤嚥の原因となるので決して話しかけないでください。まずは喉の動きを観察し、飲み込みを確認。口を開けてもらい、中に飲み込み残しがないかを確認してから次のひと口へと移りましょう。
(01:15~01:23)

飲み込み残しがないよう最後に水分で流し込む

最後はお茶などの水分を摂りましょう。口の中に残った細かな食べ物を流し込むためです。このときも、必ず口の中を見て飲み込み残しがないことを確認してくださいね。
(01:34~01:38)

ポイント

食事介助は、患側に座って行うことで安全に

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