【動画】片麻痺の方のズボン着脱の手順

立っている時間を短くするための工夫をしましょう。

立ち上がったり衣服を引っ張ったりするために、ズボンの着脱は転倒の危険性が高い日常生活動作です。特に片麻痺の方の場合、介助者は必ず転倒リスクが高い患側(麻痺がある側)から介助するようにしてください。また、脱健着患の原則を守って健側(麻痺がない側)から脱ぎ、患側から着るようにしましょう。患側を介助するときは、介助者の足に乗せると楽ですよ。ズボンにこだわりのある方は多く、歩きやすさと自己表現の両立ができるズボンを見つけられると良いですね。

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更新

安全な環境で介助を行う

ウエストを下ろしておくイメージ

腰回りは下半身で一番太い部分です。ズボンを脱ぐときの手間になるため、あらかじめウエストをずり下ろしておきましょう。
(00:12〜00:21)

ズボンをズボンを下げるイメージ

介助者は転倒を防ぐために必ず患側に立ちます。立つ前に、足の裏がきちんと床についているかもしっかり確認してください。立ち上がるときに膝を支えると、膝折れ防止になりますよ。ズボンを下ろしている間はバランスを崩しやすいので注意しましょう。
(00:22〜00:36)

脱ぐときは健側から

健側から脱ぐイメージ

ベッドに座ったら健側のズボンから脱がせましょう。このとき、転倒を防ぐために手すりにつかまってもらうなど、安全への配慮も忘れずに。
(00:37〜00:40)

太ももの上で脱がせるイメージ

患側は、介助者の足に乗せると介助しやすくなります。介助者が楽な姿勢で作業できることは、安全でお互いに気持ち良い介助をするために必要なことでもあります。最初に、「このほうがやりやすいんですよ」ときちんと説明しておくと良いですね。
(00:41〜00:49)

着るときは患側から

迎え袖をするイメージ

着るときは、自由に動かしにくい患側からです。ズボンをたぐったら、片手で患側の足を支えながら袖を通します。このときも、自分の足に乗せて介助をすると楽ですよ。
(00:53〜01:06)

健側を履かせるイメージ

ズボンは袖が長いので、健側もたぐっておくと足を通しやすくなります。このとき、ズボンが床につかないように気を付けましょう。
(01:07〜01:13)

バランスに気を付けて介助する

立つ前にズボンを上げるイメージ

立ち上がる前にズボンを太ももまで上げておきましょう。そうすることで、立った後にズボンを上げる動作が小さくて済みます。
(01:14〜01:18)

ズボンを上げる間支えているイメージ

ズボンを上げる動作も、バランスを崩しやすいので注意しましょう。立ち上がる前に、足がしっかり床についているかを確認してください。立ち上がった後も、もしものときに備えて介助者は患側にいるようにします。
(01:19〜01:29)

患側のシワを直しているイメージ

自力でできないところは手伝います。ウエストがねじれていないかもチェックしてくださいね。また、見た目も大事ですので、シャツをズボンに入れるかなど、ご本人の要望も忘れず聞きましょう。
(01:30〜01:40)

ポイント

立つ前の工夫で、立っている間の動作は楽になる

猫キャラクター

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