【動画】ボディメカニクスの8原則を知って効率的に介助を行う

立てない方のトランス方法!車椅子からベッドまで

ボディメカニクスとは、人間(ボディ)の身体の動きに力学(メカニクス)の原理を応用して、より小さな力でより安全・効率的に介助を行うための技術です。ボディメカニクスは自分の動きにも、相手の動きにも応用できます。介助における負担を減らすことは、介護が辛くなってしまわないために大切なこと。まずは、基本の8つの原理についてご紹介します。

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更新

支持基底面を広げる

ボディメカニクス理論の基本となる「支持基底面」についての解説

人体や物体が地面に接している部分を「支持基底面」といいます。支持基底面が広いほど安定し、倒れにくくなります。介助をする際は、足を開いて支持基底面を広げましょう。
(00:18~00:29)

重心を低くする

重心を低くすることで倒れにくくなることのイメージ

物体の重さの釣り合いが取れる点のことを「重心」といいます。立っているときの人体の重心はおへその下辺り。重心が低い位置にあると倒れにくくなるので、介助をする際は、腰を落として重心を低くしましょう。
(00:30~00:45)

重心を近づける

物を抱えるときの重心の取り方

何かを抱えるときは、重心同士を近づけると力が伝わりやすくなります。また、安定性が増すので、特に移乗介助の際はなるべく身体を近づけましょう。
(01:03~01:21)

大きな筋群を使う

物を持つときに気をつけたい筋肉の使い方

小さな筋肉は早く疲れてしまうので、大きい筋肉を使いましょう。例えば、太ももの筋肉は、身体の中で最も大きな筋肉です。また、複数の筋肉を使うことで、1つの筋肉に負担がかかるのを防ぎましょう。
(01:22~01:42)

水平に移動させる

物を持ち上げ、移動させる時に気をつける「水平」のイメージ

持ち上げる動作は重力に逆らっているため、大きな力が必要になります。水平に動かすことで、重力の影響を受けにくくなります。移乗介助なども、膝の屈伸を利用してなるべく水平に行いましょう。
(01:43~01:58)

身体をひねらない

安定して移動介助するための「ひねらない」ポイント

身体をひねると不安定な姿勢になり、腰にも負担がかかります。特に移乗介助の際は、介助者の足先を移乗したい方向に向けておきましょう。身体をひねらず、膝の屈伸で重心を移動させられます。
(01:59~02:13)

摩擦を小さくする

介助に必要な力を最小限にSるために摩擦を減らす

物体や人体が何かと触れている部分を「接地面積」といいます。接地面積には摩擦が生じますが、面積が小さくなるほどかかる摩擦も小さくなります。摩擦が減るので、介助に必要な力も少なくて済みますよ。
(02:14~02:40)

テコの原理を使う

テコの原理を使った移動介助の仕方

力をかける箇所を「力点」、力を受ける箇所を「作用点」。両者を支える箇所を「支点」といいます。例えばベッドから起き上がらせる際は、腰を支点にして上半身を起こします。テコの原理で力が増幅し、少ない力で介助できるように。
(02:41~03:02)

ポイント

日々の介助の些細な動作も
ボディメカニクスを意識する

猫キャラクター

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