椅子に座って介助をすれば、膝をしっかり支えられる!
移乗介助で心配なことのひとつが“膝折れ”。ご自分で立ち上がれる方であっても、突然膝が“ガクン”と曲がってあわや転倒、ということも少なくありません。そこで今回は、椅子を使った安全な介助方法を紹介します。この方法では介助者が座っているので、両足で膝を保護しながら移乗することができるのです。ポイントは、前かがみ姿勢。椅子に座る動作で、立ち上がりに必要な前かがみ姿勢を引き出しましょう。
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環境を整備する
立ち上がった後の足の動きを邪魔するので、フットサポートはあらかじめ外しておきます。
(00:08〜00:17)
介助者は車椅子の近くの椅子に座ります。椅子は座った状態で介助しやすい位置に置いてください。
(00:20〜00:27)
前かがみの姿勢をつくる
ベッドに浅く腰かけてもらいます。身体を傾けてお尻が浮いた状態になったら、手前に引きましょう。
(00:28〜00:36)
被介助者の両手を組んだ状態にして、介助者の背中に回します。介助者は被介助者の進行方向側の脇下から頭を出すようにします。
(00:37〜00:42)
進行方向と反対側の手で肩甲骨を支えます。被介助者が前かがみの姿勢になりやすいように、介助者は椅子に座ります。
(00:42〜00:51)
両足で膝を固定する
立ち上がったら、介助者の両足で被介助者の膝を固定します。これが“膝折れ防止”となります。足を挟んだ状態で身体の向きを変えていきましょう。
(00:52〜00:54)
車椅子の方にお尻が向いたら、ゆっくり腰を下ろしましょう。
(00:55〜01:02)
椅子に座ることで、自然な立ち上がりを支援する