介護の仕事内容とは?働く場所や給料相場、必要な資格について徹底解説

介護の仕事とは、実際どのようなものでしょうか。 介護現場では、日々さまざまな資格を持つ人や職種の人が連携して支援を行っています。 この記事では介護の仕事内容から、給料、資格、仕事探し、働く場所、働くメリット・デメリットまでを網羅し、徹底解説していきます。
2022年07月04日更新

主な仕事の内容

介護現場の具体的な仕事内容について見ていきましょう。一言に介護といっても、要介護者の介助のほかにも、環境整備や介護記録の作成などさまざまな業務があります。

1.身体介護

食事介助

手の動きや認知機能、嚥下機能の低下により自分で思うように食事が取れない人に配慮しながら介助をします。

本人の食事のペースを気づかいながら、スプーンや箸を使って食べ物を口まで運びます。

正しく座れているか気をつけながら、誤嚥に注意して慎重にケアすることが大切です。

排泄介助

排泄介助ついてのイメージイラスト

生理現象のため、本人の便意や尿意に合わせて臨機応変に対応しなければなりません。

また、ある程度、利用者ごとに排泄のサイクルを把握しておくと、そろそろ排泄のタイミングかどうかを察知できます。

利用者によって必要な介助の度合いは異なるため、トイレまでの付き添いでいい方から個室の中まで一緒に入って衣類の上げ下ろしまで手伝う必要のある方まで、その人ごとのやり方を覚えることが大切です。

着脱介助

着脱介助は、介護のお仕事の中でも従事する機会の多い業務です。起床時や就寝時、お風呂に入ったあと、食事やレクリエーションなどで衣服が汚れたときに行います。

介助の際は利用者の麻痺や拘縮に注意し、負担を生じさせないようにすることが大切です。

入浴介助

限られた時間で安全にお風呂に入ってもらう入浴介助は、介護の中でも体力と注意力が求められる業務です。

着替えから浴槽への出入りまでケガのないように慎重に介助します。

老人ホームなど入所施設では午前と午後の2回に分けて利用者を入浴させます。通所施設では午前中、昼食までにグループを分けて入浴させる場合が多く、まとまった人数を安全かつ効率よく介助することが必要です。

移動介助

移動介助は自力で歩行できない利用者にとって欠かせない介助です。利用者の活動範囲の拡大、社会活動への参加を促すことにつながります。

介助の際は介助者の過剰介護とならないように、できるだけ利用者自身の残存機能を活かすようにしましょう。

体位変換

体位変換は寝たきりの方など、寝返りを自力で行えない方の体位を変える介助です。

同じ体位でいると体の特定の部位に圧力が集中し、血液の流れが悪くなってやがて褥瘡が生じます。褥瘡は悪化すると心肺機能の低下や感染症を引き起こす恐れがあります。

長時間同じ姿勢にならないように注意し、体位を変えて血流を改善するのが体位変換のポイントです。

移乗介助

病気やケガの後遺症で障がいを持った人のそばについて、転倒を予防しながら移乗します。

片麻痺の場合は、左麻痺か右麻痺で立ち位置が逆になるため、利用者ごとに覚えておかなければなりません。

ベッドとイス、廊下の移動など、介護現場で頻繁に発生するケアのひとつです。

就寝介助(ナイトケア)

就寝介助についてのイメージイラスト

就寝時にスムーズに消灯できるように、時間の余裕を見て部屋着からパジャマや寝間着への着替えを手伝ったり、歯みがきやスキンケアなど利用者が寝るための準備を整えます。

人によってお気に入りのパジャマや就寝前の習慣が異なるので、それぞれのこだわりに合わせたケアを心がけましょう。

機能訓練

日常生活動作をよりスムーズに行えるようになるために、理学療法士や作業療法士の指導のもとで行うのが機能訓練です。

機能訓練では適切な見守りと介助を行いつつ、利用者の残存機能を活かすよう努めることが求められます。

2.生活援助

生活援助について解説する博士

介護の現場では、利用者に直接介護ケアするだけではなくて、施設内の環境整備や美化衛生にも気をつけなければなりません。

利用者の服や業務で必要な制服などの洗濯を交代で行ったり、定期的にベッドメイキングや部屋の清掃を介護職員が担当する場合もあります。

また、食事に合わせて給食の配膳や食器下げ、ゴミや排泄物の後始末まで、介護の仕事は多岐にわたります。手の空いた時間帯には職員が集まって、レクリエーションやイベントの企画・準備をすることも大切な仕事です。

掃除

利用者が日々生活している自室の掃除やゴミ出しを本人に代わって行います。

洗濯

利用者の衣服の洗濯を行います。利用者は食べこぼし、排泄物の汚れがつきやすく、汚れを落とすのが大変になることも少なくありません。

日々スムーズに洗濯を行えるように、洗濯物をため込まないことが大事です。

食事の準備

利用者本人が摂る食事の調理、配膳、下膳、片付けなどの支援を行います。

買い物

利用者が日々の生活の中で必要となる食材、日用品などを自宅近くのお店で本人に代わって購入します。

声かけ・見守り

声かけとはスタッフの側から利用者に「おはようございます」などの声をかけることです。声かけは気持ちのよい挨拶から行うのが基本です。

見守りとは、利用者の安全を確保しながらも、少し距離を置いて観察することです。利用者が寝たきりの場合など、コミュニケーションが難しい場合、見守りによる関与が中心となります。

レクリエーション

レクリエーションをする人々

利用者の健康や精神的な安定に役立つ遊びや行事、簡単なスポーツなどを計画します。企画から道具の準備、本番では利用者の中に入って一緒にレクリエーションを楽しんだり、進行役になったりしながら、楽しいひとときを過ごします。

レクリエーションにはカラオケや合唱、園芸教室や手芸教室、フラワーアレンジメント、料理のほか室内用のボーリングや輪投げなど、頭と体を使って刺激になるものが介護施設ではよく取り入れられています。

3.相談援助

相談援助とは、利用者とその家族のメンタル部分のケアを行うことです。

接遇マナー、コミュニケーションスキルが求められる業務であり、利用者やそのご家族の気持ちに寄り添いながら、良好な関係を構築していく必要があります。

4.介護記録の作成

利用者や入居者の日常の介護記録を正確かつ簡潔に記録します。本人の様子や過ごし方、実施した介護や参加したイベントやレクリエーション。とくに健康面は具体的に記録します。

体温や血圧、脈拍をはじめ糞便や尿の色、下痢や便秘の状況まで、丁寧に記録をします。精神的なフォローなど、特別に配慮が必要だったことまで、できるだけ詳しく記載して、ほかの介護職員にも共有できる客観的な内容になっていることが大切です。

面会者や来客があった場合も、記録しておきましょう。

5.各専門職との連携

介護の現場では、利用者を支えるのは介護職だけではありません。ケアマネージャーをはじめ、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など多くの専門職と連携しながら日々の業務に取り組みます。

これら各専門職と連携していくには、利用者の情報、介護の目標などを常に共有していくことが重要になります。

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介護職について全体感がわかったところで、続けて介護職の具体的な業務内容や働く施設について見ていきましょう。

介護職が働く場所と業務内容

介護職が働く場所についてのイメージイラスト

1.有料老人ホーム

民間企業が運営する入所型の介護施設は、「有料」と呼ばれることも多く、施設によって多彩なサービスを提供しています。

要介護度や要支援の条件が広く、入所者が求めるさまざまな介護サービスやイベント、レクリエーションを行っています。

公営の老人ホームと同様、基本的な身体介護や生活支援をベースにしていますが、初期費用や月額費用は施設の規模や設備、提供するサービスによって幅が広いのも大きな特徴です。

2.サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、高齢者が生活しやすい環境が整えられている賃貸住宅のことです。

館内は完全にバリアフリー化され、要介護状態の利用者のために、館内に居宅介護支援事業所や医院などが併設されていることも多いです。

介護サービスの形態は自宅の場合と同じく個別契約であり、訪問介護や訪問看護などのサービスを必要に応じて利用します。

サ高住でのお仕事は、基本的に介護業務はありません。介護業務がある施設でも、買い物の代行や掃除といった生活援助が中心です。

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3.グループホーム

入所者を認知症患者に絞った共同生活型の介護施設です。介護士は、9人以下の小規模な「ユニット」を担当します。介護業務は食事や排泄、入浴から着替えや散歩まで身体介助がメインで、入所者の中に入って一緒に日常生活を送るイメージで介護を進めます。

認知症患者ならではの認知機能の低下に対応したコミュニケーションスキルが求められます。感情の起伏が激しい入所者も少なくないため、臨機応変に相手の精神状態に合わせたケアが大切といえます。

4.デイサービス、デイケア

デイサービスやデイケアは1日または半日を通所型施設に通って食事やアクティビティ、外出、リハビリなどをして日中を過ごす場所です。在宅の高齢者が外に出かけるきっかけとなるほか、利用者同士や介護職員とのコミュニケーションを通して心身面でのプラス効果が期待できます。また、利用者の家族の介護負担を軽減する役割も担っています。

デイサービスやデイケアの介護職員は、利用中の食事や排泄、入浴などの身体介護、レクリエーションの企画や運営が中心です。マイクロバスや自動車での送迎の付き添いも行います。

利用者は自立や要支援の方も多いので、入所型の介護施設に比べると介護職員の負担は少なめとなっています。

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5.訪問介護

ホームヘルパーのイメージイラスト

一般的にホームヘルパーと呼ばれる仕事で、利用者の自宅で生活に必要な家事などを行います。在宅で自立した生活を送るために重要な介護サービスのひとつです。

訪問介護での仕事は利用者の状況に合わせて行うのが特徴。担当のケアマネージャーが本人に必要な介護サービスを組み合わせて作成したケアプランに基づいて行われます。

排泄介助や移乗介助などの身体介護のほか、調理や清掃、買い物同行など、高齢者や障がい者が日常生活を送りやすくなる生活援助を行います。

6.特別養護老人ホーム

「特養」と略して呼ばれることが多い入所介護施設のひとつで、主に都道府県や市区町村単位の行政運営や外郭団体が運営しています。公的な介護施設のため有料老人ホームと違って、一定以上の要介護度があって自立した生活が困難な人が優先的に入所できるのが大きな違いです。

介護職員の主な業務は身体介護です。食事介助や排泄介助、入浴介助、移乗介助など、入所者に直接触れて介護ケアするシーンが1日のうちにいくつも訪れます。

7.介護老人保健施設

「老健」とも呼ばれている入所型の介護施設です。自宅での生活ができるのを目標に、リハビリを重視した自立支援を行っています。いきなり自宅に戻るのが難しい病状が安定している高齢の患者を一時的に受け入れて、医療的ケアやリハビリを実施します。

有料や特養に比べて、短期滞在するのを前提にしているため、施設に常駐する医師が、3ヵ月ごとに老健でのリハビリ継続か自宅復帰かを判断しているのがポイントです。

8.病院

入院病棟のある医療機関で働く介護士もいます。主な業務は看護師の補助と入浴介助です。医師や看護師の指示の下、入院患者の食事や排泄、入浴といった身体介助全般を担当します。

また、ベッドメイキングをはじめシーツやパジャマの洗濯など裏方の仕事を行う場合も少なくありません。また、療養型やホスピス病棟ではレクリエーションの企画や運営を任されることもあります。

病院での勤務経験は、入院患者のカルテ管理や医療器具の消毒などの医療現場の業務も経験できるため、介護士の幅を広げるのにも役立ちます。

必要な資格で選ぶ介護の仕事

こちらでは、介護職として働く場合の勤務先ごとに、就業に必要な資格・条件についてご紹介します。

1.有料老人ホーム

有料老人ホームの場合、就労にあたって資格や経験の条件はないため、基本的に無資格・未経験者でも働くことが可能です。

ただし、施設側が即戦力となるスタッフを求めている求人の場合、「介護職員初任者研修」以上などの資格保有を条件としていることがあります。

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2.グループホーム

グループホームでの就労について、資格・経験などの条件はありません。そのため、無資格・未経験者でも働くことができます。

ただ、グループホームは認知症の方のみを受け入れている施設なので、即戦力として活躍するには認知症に関する専門知識や介護スキルが欠かせません。

そのため、応募条件として「介護業務経験〇年以上」などと示されることもあります。

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3.訪問介護

介護老人保健施設のイメージイラスト

訪問介護のホームヘルパーとして働くには、「介護福祉士」「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」「生活援助従事者研修」のいずれかの資格の取得が必要になります。

いずれの資格でもホームヘルパーとして働けますが、「生活援助従事者研修」に限っては生活援助中心のサービス提供だけに限定され、身体介護を行うことはできません。

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4.介護老人保健施設

介護老人保健施設(老健)の職員には、大きく分けて「介護職員」「介護支援専門員」「リハビリテーションの専門職」の3種類があります。

このうち介護職員については、無資格でも就労できます。しかし、介護支援専門員として働く場合は「介護支援専門員」、リハビリテーションの専門職として働く場合は「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」のいずれかの資格が必要です。

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5.病院

多くの病院では、無資格でも介護職として働くことができます。

ただし、病院によっては身体に触れる介助を行う場合、「介護職員初任者研修」以上の資格が必要なケースもあります。

 

給料相場で選ぶ介護の仕事

続いては介護職の待遇・給料相場について見ていきましょう。

介護職全体の平均年収は250~300万円ほどです。

介護職間の年収差はそれほど大きくありません。ただ、医療依存度の高い入居者が多い特養や老健では、給与額が高い傾向があります。

給料を上げる方法としては、以下の方法が考えられます。

  • 夜勤
  • 資格取得
  • 上の役職につく
  • 転職する

給与アップの方法は、どの施設でも共通しています。自分の希望・将来像に合った方法で、収入増を考えていくと良いでしょう。

1.有料老人ホーム

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば、有料老人ホームでの平均給料額は32万2,020円です。

令和2年度の全体の平均給料額と比べても、比較的高い傾向にあるといえます。

有料老人ホームの給料は運営法人の規模によっても大きく左右されるので、就職活動時にはしっかり施設の待遇を調べるようにしましょう。

2.グループホーム

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、グループホームに勤務する介護職員の平均給与額は27万6,320円。

未経験からでも働けるので、給料はやや低い傾向にあり、ご紹介した施設の中ではデイサービスの次に低いです。

3.デイサービス

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば平均給与額は26万2,900円。

デイサービスは昼間のみの勤務で夜勤がないため、ご紹介した施設の中では最も低くなっています。

4.特別養護老人ホーム

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特別養護老人ホーム(特養)の平均給与額は35万430円で、この施設種別の中では最も高いです。

特養は入居条件が「要介護3以上」で、要介護度の高い方が多く入居しています。そのため、介護スタッフに求められるスキル・経験が大きくなる傾向があり、さらに夜勤もあることから、平均給与額は高めです。

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5.介護老人保健施設

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によれば、介護老人保健施設(老健)の平均給与額は31万7,350円で、特養に次ぐ高水準となっています。

老健はリハビリを目的とした入所施設であり、医療依存度が高い方の入居も多いです。そのため有資格者・ベテランの介護職が多く、平均給与額も高めになっていると考えられます。

介護職になるには

車椅子を押す若い男女

介護職には無資格・未経験で働くことができる求人が多くあるため、どのタイミングで資格取得をするべきか悩まれる方もいるかと思います。

ここでは、資格取得後に就職するケースと無資格で就職するケースの2つのルートについて、それぞれ見ていきましょう。

資格取得後に就職

未経験から介護職を目指す場合は、まず「介護職員初任者研修」の資格を取得してから就職活動を始めるのがおすすめです。

介護職員初任者研修は資格取得の要件などが特にありません。合計130時間ある研修を受講し、修了試験に合格すれば誰でも取得できる資格です。

そのため、未経験者が就職・転職活動を有利に進める際には、資格を取得してからが望ましいでしょう。

また、無資格で就職した場合も、就労前もしくは働きながら、介護職員初任者研修の資格取得を求められることが多いです。

自分で前もって取得しておけば、内定後の忙しい時期に取得のための時間を割く必要がなく、仕事・職場に早く慣れることができます。

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無資格で就職

無資格でも、介護職に就職することは可能です。

ただし、資格を持っていないと「身体介護」の業務ができないため、掃除や片付け、事務作業といった有資格者の職員を支える簡単な業務が中心になります。

無資格のままでは介護職としてのキャリアアップが難しいため、採用時は無資格でも就職後に資格を取得する人が多いです。

就職後、資格取得のための研修を受講する場合、費用を支援してくれる施設もあります。

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介護職に就くメリット

1.未経験からでも正社員になれる

介護業界は人手不足が続いていることもあって、無資格や未経験でも、正社員雇用の求人数は一定以上見られます。本格的に活躍するには介護専門の資格や経験が必要な職場でも、まずはパートや派遣社員として働きながら正規雇用を目指すルートもあるなど、柔軟な対応をする介護事業所が増えているのです。

介護施設によっては未経験で採用した社員を対象に、研修教育を行って必要な資格取得をサポートする場合もあります。求人募集を探すときは正社員登用制度とセットでチェックしてみましょう。

2.段階的なキャリアアップができる

介護職はキャリアプランが明確に定めやすく、段階的にキャリアアップを図ることができます。

一般的には「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」の順で資格を取得することで、専門性の高いスキル・知識を身につけることができます。

介護福祉士の資格取得後は、経験に応じてケアマネージャーや主任ケアマネージャーなどの資格を目指す方も多くいます。

3.子育てと両立しやすい

子育てと両立しやすいのイメージイラスト

介護業界では、新卒で働き始めた人が一度リタイアして、出産や育児が終わってから復帰したり、さまざまな経歴を持つ人が中途採用で介護の仕事に挑戦したり、働き方が柔軟なのが特徴です。

とくにホームヘルパーのような訪問介護事業所では女性が多く活躍していることもあって、職場全体で子育ての支援体制の整備のほか年齢や性別に関係なく積極的に採用する施設が多く見られます。

家事や育児、親の介護などでキャリアが中断していても、スムーズに復帰しやすいのが介護現場のメリットです。

4.家事経験などを活かせる

介護の仕事は食事や入浴介助などの身体介助では育児や介護の経験がとても役立ちます。また、訪問介護の生活援助では調理・清掃・買い物など、家事の経験が生かせるため、特別に専門的な知識やスキルがなくても介護スキルを学びながらスムーズに仕事に溶け込めるのが大きな魅力です。

とくに自身の両親や祖父母の介護をした経験がある場合は、要介護者の気持ちやニーズをキャッチしやすいため、介護の仕事で十分に生かせるでしょう。

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介護職に向いている人

介護職へのなり方を考える若い男性

1.人と接することが好き

介護は、仕事を通じて常に人と関わりながら、業務をこなします。コミュニケーション能力が求められるだけでなく、相手を思いやる人間性も要介護者との信頼関係を築くのに欠かせません。

体調面や精神面をはじめ、相手のちょっとした変化に気づいてさりげなくフォローしたり、必要なときは事業所やケアマネージャーに報告・相談するなど、人に寄り添う姿勢が大切。普段から人との会話や友人知人の輪を広げるのが得意な人は、より介護の現場に向いているといえます。

2.高いホスピタリティ

「相手の気持ちに寄り添って思いやる心」「役に立ちたいというおもてなしの気持ち」。それが、医療や介護の現場でよくいわれるホスピタリティです。要介護者の必要な介護サービスを正確に、そして温かみをもって行っていきます。

介護は利用者の身体に直接触れる場面も多いため、お互いの信頼関係が何より大切です。相手に尽くしたいという奉仕の心が伝われば、より深いコミュニケーションが取れて、本人に合ったケアができるはずです。

3.性格がポジティブ

性格がポジティブのイメージイラスト

介護職は体力面も精神面も求められるハードな仕事です。また、サービスを提供する相手は高齢者や障がい者の要介護者。そのため、いつも明るく前向きな姿勢でコミュニケーションを図ることが大切といえます。

ときには利用者とのコミュニケーションがうまくいかずに気持ちが沈んだり、もっとよい介護ができないか悩んだりするときもあるでしょう。ポジティブな気持ちで日々の業務を行うことも、長く介護士を続けるポイントです。

介護職の将来性

世帯主が65歳以上の単独世帯および夫婦間の世帯数の推計
 

現在日本は高齢化が急速に進み、2040年には全世帯の約3割が高齢者世帯になると試算されています。

高齢者の増加に伴い、介護保険サービスの利用者もますます増えていくと考えられます。そのため、介護職へのニーズも将来的にさらに伸び続けるのは確実と言えるでしょう。

高齢化が進む以上、介護職は安定して需要が見込まれます。本記事でご紹介した介護の仕事内容を参考に、介護職として着実にキャリアアップを目指していきましょう。