【レク11選】老人ホームのクリスマス会で盛り上がる職員の出し物

年齢に関係なく楽しめる季節のイベントと言えば、やっぱりクリスマス。冬が近づくと、町にはクリスマスソングが流れて飾り付けが目に付くようになり、クリスマスムードが高まります。あなたが働いている施設でも、同じようにクリスマスムードを演出してみませんか?この記事では、老人ホームで行うクリスマス会を最大限楽しむためのアイデアを、施設のスタッフ向けに紹介します。プレゼントの渡し方ひとつをとっても、少し演出を加えるだけで参加者の満足度はグンとアップするはず。クリスマス会でみんなが参加できて楽しめるゲームや演目についても取り上げましたよ!

老人ホームのクリスマス会とは

老人ホームで行われるクリスマス会は、年に一度の大きなイベントで、入居者と職員が一緒に楽しむ特別な時間です。

多くの施設では、ケーキを食べたり、プレゼント交換を行ったりする他、ゲームや出し物が行われます。

クリスマスの雰囲気を作り出すために館内の飾り付けなどを行うことで、よりクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。

老人ホームでのクリスマス会の目的

老人ホームで行われるクリスマス会は、季節の移り変わりを実感し、普段の生活に変化をもたらす大切な行事です。

通常、クリスマスは子供や若者のためのイベントというイメージが強いかもしれませんが、老人ホームにおいてもその効果は大きいです。

クリスマス会を通じて、入居者は他の入居者や職員と交流を深め、季節の行事を楽しむことができます。

  • 入居者同士や職員との交流を深める
  • 季節の行事を楽しむ
  • 孤独感の軽減
  • 生活に張りをもたらす

クリスマス会の準備や参加を通して得られる達成感は、入居者の生活に張りをもたらし、次のイベントを楽しみにするなど、日常生活をより意欲的に過ごすきっかけにもなります。

高齢者施設のクリスマス会を盛り上げるコツ

笑顔で寄り添う高齢の男女

老人ホームで行われるクリスマス会は、年に一度の楽しみとして多くの入居者に期待されています。

職員は毎年、どのような出し物やレクリエーションを行うか頭を悩ませるかもしれませんが、入居者にとっては特別な時間です。

クリスマス会を盛り上げるためには、入居者の好みに合わせた出し物や、季節感を取り入れた企画が大切です。

また、職員と入居者が一緒に楽しめる工夫をすることで、会の雰囲気がさらに明るくなります。

ツリーの飾りは利用者の手作りを使用

クリスマス用の飾りつけを作ろうとガッツポーズする高齢の女性と若い女性

クリスマス会の飾り付けは、クリスマスツリーや壁面のデコレーションを通して、特別な雰囲気を作り出す大切な要素です。

本物のツリーを置くのが難しい場合は、布製のタペストリーや、画用紙で作ったツリーを利用することもできます。

窓や壁には、サンタクロースや雪の結晶、プレゼントなどの飾りを貼り付けるとさらにクリスマスムードが高まり、期待感が膨らみます。

飾りは、入居者が普段のレクリエーションで作成したものを活用するのがおすすめです。

このような手作りの飾りを使うことで、入居者は達成感や満足感を得られ、積極的にクリスマス会に参加しようという気持ちが湧いてきます。

飾り付けを入居者と一緒に行うことで、施設全体に統一感が生まれ、さらに会場全体がクリスマスの華やかな雰囲気に包まれます。

飾り付けを行う過程そのものが、入居者にとって脳の活性化や集中力向上にも繋がります。

サンタクロースコスプレ

クリスマス会では、職員がサンタクロースやトナカイのコスプレをすることで、特別な雰囲気を演出できます。

職員が普段と違う姿になるだけで、入居者にとっては楽しい話題のひとつになり、会話が弾むきっかけにもなります。

また、サンタの帽子やトナカイの角のカチューシャなどを入居者にも配ることで、施設全体のクリスマスムードがさらに高まります。

職員同士のコスプレは、チームワークを深める効果も期待でき、入居者やその家族からも、明るい雰囲気作りに対する評価を得られるかもしれません。

ただし、無理にコスプレを勧めず、入居者が快適に過ごせるよう配慮することが大切です。

クリスマスプレゼント

クリスマス会では、入居者にプレゼントを渡すことが大切なポイントです。

普段はプレゼントをあげる立場だった方も、クリスマス会では受け取る側として楽しんでいただけます。

サンタクロースの衣装を着た職員がプレゼントを配り歩くと、特別な雰囲気が一層高まります。

プレゼントは、個人の好みや趣味に合わせたものが理想ですが、安全性も考慮し、誤飲の恐れがない大きめのものを選ぶと良いでしょう。

また、ゲームの景品としてプレゼントを用意すると、参加者全員が一層楽しめます。

クリスマスメニュー・食事

腕を組んで自慢げな様子のスーツ姿の女性と驚いて目を丸くする高齢男性

老人ホームのクリスマス会では、特別なメニューを提供することで、より一層の楽しみを演出できます。

クリスマスにちなんだチキン料理やクリスマスケーキは、入居者に喜ばれる定番のメニューです。

また、テーブルのデコレーションや食事の盛り付けを工夫することで、クリスマスムードが高まり、期待感が膨らみます。

食事制限のある方には、制限食を用意しながらも見劣りしないように工夫することが大切です。

入居者同士が食事を楽しみながら会話を交わせる場を作ることで、自然なコミュニケーションが生まれ、会全体が和やかな雰囲気になります。

クリスマスソング

クリスマス会では、館内にクリスマスソングを流すことで、雰囲気をより一層盛り上げることができます。

入居者の方々に馴染みのある昔から親しまれている定番のクリスマスソングを選曲することで、より親しみやすい空間が作れます。

音楽は視覚だけでなく、耳からもクリスマスを感じてもらう手助けになります。

また、参加者がリクエストできる時間を設けて、好きなクリスマスソングを流すのもおすすめです。

みんなで一緒に歌ったり、手拍子をしたりすることで、さらに一体感が生まれ、会全体が盛り上がるでしょう。

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高齢者に喜ばれるクリスマス会の出し物

合唱

笑顔で歌を歌う二人の高齢の男性

クリスマス会では、入居者と職員が一緒に合唱を行うことで、クリスマスの雰囲気を盛り上げることができます。

選曲は、入居者に馴染みのある「きよしこの夜」や「ジングルベル」「もろびとこぞりて」などの定番クリスマスソングがおすすめです。

高齢者にとって親しみやすい曲を選ぶことで、誰もが楽しめる合唱になるでしょう。

また、感染予防対策として、マスクを着用したり、少人数に分かれたりするなどの配慮も大切です。

歌を歌うことは、気持ちの安定や身体機能の向上、認知症予防にも効果が期待できるため、合唱はクリスマス会に最適なレクリエーションです。

無理に合唱を強いるのではなく、音楽を聴くだけでも十分に楽しめる環境を作りましょう。

マジック

お札を片手で持ってマジックをする若い男性と、驚く高齢の女性

クリスマス会では、職員によるマジックショーが場を盛り上げるのに最適です。

本格的なマジシャンを招くことも一案ですが、身近な職員が簡単なマジックを披露する方が、入居者にとっては親しみやすく、楽しさが倍増します。

例えば、トランプを使った簡単なマジックは少しの練習で習得でき、手軽に披露できます。

衣装をマジシャン風にして登場すれば、さらに雰囲気が出て、会場全体の盛り上がりが期待できます。

複雑なマジックではなく、シンプルなマジックを選ぶことで、高齢者にも理解しやすく、驚きと楽しさを共有することができます。

また、100円ショップなどで手軽に購入できるマジックグッズを使ってレクリエーションに取り入れるのもおすすめです。

ハンドベル

クリスマス会でハンドベルを使った演奏は、穏やかな音色で場の雰囲気を高め、参加者にリラックス効果をもたらします。

職員が演奏するだけでなく、入居者も簡単なパートを担当することで、参加型のイベントにすることができます。

「きよしこの夜」や「ジングルベル」など、ゆったりとしたテンポの曲は高齢者にも演奏しやすく、全員で楽しむことができるでしょう。

演奏が成功すると、達成感や一体感が生まれ、クリスマス会全体が盛り上がります。

ハンドベルの楽譜はネットで手軽に入手でき、レンタルも可能なため、準備の手間も少なく済みます。

ビンゴ大会

ビンゴ大会は、クリスマス会の定番として楽しめる簡単なゲームです。

指先を動かしながら数字を確認することで、脳の活性化にも役立ちます。

景品をクリスマスプレゼントとして用意すれば、クリスマス会ならではの盛り上がりが期待できます。

全員に景品が行き渡るよう配慮することで、不公平感をなくし、全員が楽しめるイベントにすることが大切です。

クイズ大会

マルの札とバツの札を両手で持つ若い女性と頭に疑問符を浮かべる高齢男性

クリスマスにちなんだクイズ大会はクリスマス会を盛り上げるための定番のレクリエーションです。

問題の難易度は、参加者全員が楽しめるよう誰もが答えやすい内容にすることがポイントです。

○×クイズ
  • 昔の日本の文化や習慣に関する問題
  • 世界の名所や観光地に関する問題
  • 日本の有名な食べ物や特産品に関する知識
三択クイズ
  • 懐かしいテレビ番組や映画に関する問題
  • スポーツやオリンピックに関する問題
  • 季節ごとの風物詩や自然現象に関する問題
音楽クイズ
  • 昔の流行曲の一部を聞いて曲名や歌手を当てる
並べ替えクイズ
  • バラバラになった文字や言葉を正しい順番に並べる

クリスマスや年末年始に関する問題を用意することで、会の雰囲気が一層楽しいものになるでしょう。

演奏

クリスマス会では、職員による楽器演奏が入居者にとって特別な思い出を作る場になります。

普段とは違う職員の姿に、入居者から「意外な一面が見られた」と好評を得ることが多いです。

演奏する曲は、事前に決めて計画的に練習を進めると良いでしょう。

特に、入居者が親しみやすいクリスマスソングや懐かしい曲を選ぶことで、会場全体が一体となって楽しめる時間を提供できます。

カラオケ大会

ガッツポーズする若い女性と高齢の女性と三種類の音符

カラオケ大会はクリスマス会を盛り上げるための定番のレクリエーションです。

職員が歌って、入居者に点数をつけてもらう形式や、入居者自身が参加する形で楽しむことができます。

紅白歌合戦のようにチームに分かれて競い合うのも良いアイデアです。

選曲は、入居者が馴染みのある定番の歌を選ぶことで、皆が楽しめる大会になります。

カラオケ設備がなくても、アプリや動画を活用して手軽に開催することが可能です。

ジェスチャーゲーム

腕を伸ばした状態で両手を広げてジェスチャーをする若い女性と、笑顔の高齢男性

ジェスチャーゲームは、出されたお題を体の動きだけで表現し、他の参加者に当ててもらう楽しいゲームです。

クリスマスに関連したお題や、昔の有名人の物まねなど、工夫次第で場が一層盛り上がります。

職員がジェスチャーをし、入居者に答えてもらう形式や、リレー形式で次々とお題を伝える方法もおすすめです。

最初に正解した方にクリスマスプレゼントを渡すルールを加えれば、さらにモチベーションが高まるでしょう。

このゲームは、笑いを誘い、会場全体を明るくする効果があります。

ダンス

クリスマス会では、職員がダンスを披露することで、場が一気に華やかになります。

定番のクリスマスソングに合わせて簡単な振り付けを考え、全員で一緒に踊るのもおすすめです。

高齢者でも無理なく参加できるよう、座ったままでも楽しめる振り付けを工夫すると良いでしょう。

ダンスを通じて入居者同士の一体感が生まれ、脳の活性化や軽い運動効果も期待できます。

サンタクロース登場

クリスマス会に欠かせない存在といえば、やはり「サンタクロース」です。

サンタが登場すると、会場全体が笑顔に包まれ、特別な雰囲気が生まれます。

サンタと一緒に記念写真を撮る企画も盛り上がり、クリスマスツリーやデコレーションを背景にすれば、思い出に残る一枚になります。

職員がサンタの衣装を着て登場し、入居者もサンタの帽子をかぶって仮装を楽しむと、さらにクリスマスの気分が高まるでしょう。

1年間の振り返り

クリスマス会は年末に近いことから、1年間を振り返る良い機会です。

写真を集めてスライドショーを作成し、入居者と一緒に思い出を振り返る催しを行うのもおすすめです。

写真を通して過去を思い出すことは、脳の活性化にもつながり、会話も弾むことでしょう。

このような振り返りの時間を毎年のクリスマス会の恒例にすることで、入居者が来年の会を楽しみにするきっかけになるかもしれません。

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クリスマス会の注意点

笑顔で寄り添う高齢の入居者

クリスマス会は高齢者が安全に楽しめる内容を計画することが最も重要です。

クリスマスは高齢者にとって馴染みの薄い行事かもしれませんが、親しみやすい内容であれば楽しんでもらえます。

テンポが速い出し物や、視覚的にわかりづらい演出は避け、わかりやすいプログラムを心がけましょう。

また、激しい動きや怪我のリスクがある内容は控え、みんなが安心して参加できるものを選ぶことが大切です。

クリスマス会を通じて、笑顔で過ごせる温かい時間を提供しましょう。

事前にスケジュールを立てる

クリスマス会の成功には、事前にしっかりとしたスケジュールを立てることが重要です。

イベントの進行をスムーズにするために、時間配分や職員の配置、役割分担を明確にしておきましょう。

台本を用意しておくことで、当日の進行が円滑に進み、職員同士の連携もうまく取れるようになります。

こうした準備をしっかり行うことで、安心してイベントを楽しんでもらえる環境を整えることができます。

参加者の尊厳を傷つけないように配慮する

クリスマス会が盛り上がると、職員が参加者に対して過度に親しげに接してしまうことがあります。

適度な親しみやすさは大切ですが、高齢者に対する敬意や尊重を忘れず、節度を保った対応を心がけることが重要です。

入居者は人生の経験豊かな方々であり、イベント中でもその尊厳を大切にする姿勢が求められます。

参加者が安心して楽しめるよう、慎重なコミュニケーションを心がけましょう。

簡単で分かりやすい内容にする

人差し指を立てて話をするスーツ姿の女性と、頭に疑問符を浮かべる高齢の女性

老人ホームで行われるクリスマス会は、全員が楽しめるよう簡単で分かりやすい内容にすることが重要です。

入居者には健康状態や理解度に差があるため、全員が参加できるような工夫を取り入れましょう。

企画したレクリエーションが、誰にとっても楽しめるかどうかを職員同士で確認しながら進めると良いです。

例えば、参加者ごとのレベルに合わせた内容やサポートを提供することで、一人ひとりが無理なく参加できる環境を作りましょう。

はっきり大きな声で話す

クリスマス会では、耳が遠い方や理解に時間がかかる方にも配慮し、はっきりと大きな声で話すことが大切です。

司会進行や説明を行う際は、ゆっくり話すことを心がけ、全員に聞き取ってもらえるよう工夫しましょう。

特にゲームやルール説明などでは、参加者が内容を理解しやすいよう、話し方に注意が必要です。

また、必要に応じてホワイトボードや大きめの画用紙などに伝えたい内容を記載することで、視覚的に理解できるようになります。

状況に応じて、話しながら全員の様子を確認し、置いてけぼりになる人がいないかチェックしながら進行すると良いでしょう。

孤立する人が出ないように注意する

クリスマス会では、孤立する人が出ないように気を配ることが大切です。

大人数が苦手な人や、コミュニケーションに不安を感じている参加者もいるかもしれません。

無理に輪に入れる必要はありませんが、自然と参加できるよう優しく声をかけ、居心地の良い雰囲気を作ることが大切です。

また、参加者同士のコミュニケーションが促進されるよう、進行中も全員に目を配り、孤立しがちな人をフォローすることを心掛けましょう。

参加者の体調に気を付ける

ジャージを着た高齢男性とスーツ姿でガッツポーズする若い女性

クリスマス会では、参加者の体調に常に気を配ることが大切です。

寒い季節に開催されるため、室温管理に注意し、寒さを感じている方がいないか確認しましょう。

また、レクリエーションで普段使わない身体の部分を動かすと、体調に影響が出る可能性もあります。

異変を感じたらすぐに声をかけ、参加者が安心して楽しめる環境を整えることが重要です。

食事制限のある参加者にも配慮し、適切なメニューを準備しましょう。

職員も楽しむ

クリスマス会を成功させるためには、職員自身も楽しむことが大切です。

参加者は、職員の笑顔や楽しんでいる様子をしっかり感じ取ります。

準備や進行が大変なこともありますが、職員が楽しんでいることで、会場全体の雰囲気も明るくなり、参加者の気持ちもより前向きになります。

施設全体で盛り上がるために、まずは職員自身がクリスマス会を楽しむことから始めましょう。

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