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高齢者向けレクリエーションゲーム25選!簡単で盛り上がるレク

介護施設や老人ホームで行われる中で、特に人気な9つのレクリエーションを紹介。 「老人ホームで行うレクリエーションのアイデアが尽きてきた…」 「入居者の方が楽しめて、運動不足も解消できるようなゲームを知りたい…」そんな方も多いのでは? 今回紹介するレクリエーションは、頭だけでなく体も使うところがポイント。運動量の低下しがちな高齢者の方も気軽に楽しめる内容です。 どれもグループで取り組める内容なので、笑顔があふれる和気あいあいとした時間が生み出せるはず! レクのインストラクターであり、NPO法人日本介護予防協会で中部支部支部長を務める大野孝徳さんも太鼓判を押すゲームです!ぜひ参考にしてください!

ゲーム系レクリエーションの効果・目的

高齢者向けのレクリエーションは、運動不足を解消し身体の健康を維持するために重要です。他にも様々な効果が期待されます。

  • 運動不足を解消し身体の健康を維持する
  • コミュニケーションの場を提供
  • リフレッシュさせる手段
  • 脳の活性化
  • 筋力維持やバランス感覚の向上

高齢者同士の交流の場になる

高齢者同士で楽しめる老人ホーム・介護施設で行われているレクリエーションについて

介護施設で行われるゲーム系レクリエーションは、高齢者同士の交流を促進する大切な場となっています。体を動かす要素を取り入れたゲームは、参加者が一緒に楽しむことで自然とコミュニケーションが深まります。

また、ルールやグループ分けを工夫することで、身体機能に差がある方でも参加しやすいのがポイントです。脳トレ系のゲームも人気で、頭の体操をしながら交流が生まれます。新たに導入されたVRゲームなども注目されており、より多様な楽しみ方が提供されています。

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高齢者向け簡単なゲームのレクリエーション

高齢者向けのレクリエーションには、体を軽く動かしながら楽しめるゲームが多くあります。これらのゲームは、ハードな運動ではないため、どなたでも気軽に参加可能です。

体を動かすことでリハビリ効果が期待できるだけでなく、生活リズムの改善にもつながることがあります。また、ストレスの軽減や心のリフレッシュ効果も得られるため、多くの高齢者にとって楽しみの一つとなっています。

レクリエーションの種類をまとめた表です。これらについて詳しく説明していきます。

レクリエーションの種類 項目
運動系レクリエーション ・集団体操
・ラジオ体操
歌のレクリエーション ・イントロクイズ
・カラオケ
・パタカラ体操
頭を使うレクリエーション ・間違い探しゲーム
・計算ゲーム
・指遊びゲーム
・連想ゲーム
・なぞなぞゲーム
・⚪︎×クイズゲーム
・限定しりとりゲーム
・伝言ゲーム
道具を使用するレクリエーション ・脱出させろゲーム
・スプーンでポイゲーム
・石とりゲーム
・洗濯バサミすくいゲーム
・洗濯バサミつまみゲーム
・ティッシュあおぎゲーム
・新聞紙開きゲーム
・ボール渡しゲーム
・紙コップピラミッドゲーム
・ピンポンゴルフゲーム
・玉入れゲーム
・風船バレーゲーム

運動系レクリエーション

高齢者用のゲームレクリエーションを行おうとする高齢者

高齢者向けの運動系レクリエーションは、健康維持と身体機能の向上を目的としたアクティビティです。これらのレクリエーションは、軽い運動を取り入れており、無理なく楽しめる点が特徴です。

筋力トレーニングやストレッチを組み合わせたゲーム形式の運動は、筋力の維持やバランス感覚の向上に効果的で、日常生活をより自立して過ごすための支援となります。

さらに、集団で行うレクリエーションはコミュニケーションの促進にもつながり、社会的なつながりを深める場としても重要です。これにより、心身の健康だけでなく、精神的な充実感も得られます。

運動系レクリエーションは、参加者が自分のペースで楽しむことができるため、体力や体調に合わせたプログラムが提供されることが一般的です。

集団体操

集団で行う体操のレクリエーションは、高齢者が楽しく身体を動かす良い機会です。目的に応じた内容で体操を行いましょう。

  • 立ち上がりの動作をサポートする体操
  • 腰痛や肩こりの予防・改善を目的とした体操
  • 音楽に合わせたリズム体操

こうしたバリエーション豊かな体操は、体力向上と気分転換の両方に役立ちます。

ラジオ体操

ラジオ体操は、高齢者向けのシンプルで効果的なレクリエーション活動です。全身を無理なく動かすことで、筋力の維持や柔軟性の向上、バランス感覚の改善を目指せます。

特に、座ったままでもできる動きが多いため、介護施設などで取り入れやすく、運動が苦手な方でも気軽に参加できるのが特徴です。

さらに、ラジオ体操は集団で行うことが多いため、参加者同士のコミュニケーションを促進し、社交性の向上にも役立ちます。毎日続けることで、習慣化されやすく、健康維持や介護予防にも効果的なレクリエーションです。

歌のレクリエーション

歌を取り入れたレクリエーションは、高齢者の心を和ませ、不安を軽減する効果があります。音楽を通じて聴覚を刺激し、気持ちをリラックスさせることで、心の健康をサポートします。

施設内で行われる歌のレクリエーションは、ストレス解消に役立つだけでなく、他者との交流を促進し、孤独感を和らげる場としても重要です。リズムに合わせて体を動かすことで、軽い運動効果も期待できます。

イントロクイズ

イントロクイズは、曲の冒頭を流し、その曲名をいち早く当てるゲームです。このクイズは、集中力を高めるだけでなく、記憶力を高めることにも役立ちます。特に、利用者が親しんでいる年代の曲や童謡を取り入れると、楽しく盛り上がります。

また、懐かしい音楽を思い出しながら脳を活性化する効果もあります。難易度を調整するために、近年のヒット曲を加えるのも良いでしょう。実施には音楽再生デバイスと音源があれば十分で、簡単に始められます。施設の特性に合わせてルールや曲の選定を工夫してみてください。

カラオケ

高齢者向けのカラオケレクリエーションは、音楽を通じて心身の健康を促進する楽しい活動です。カラオケは、声を出して歌うことで肺活量を増やし、発声練習にもなるため、健康維持に効果的です。また、懐かしい曲を歌うことで、記憶力を刺激し脳の活性化にもつながります。

さらに、カラオケはコミュニケーションの場としても優れており、他の参加者との交流を深めるきっかけを作ります。一緒に歌うことで孤独感を軽減し、精神的なリフレッシュも期待できます。参加者の体力や声量に応じて、選曲や歌う順番を調整することで、誰もが楽しく参加できる環境を整えることが大切です。

パタカラ体操

パタカラ体操は、高齢者の嚥下や発声機能を鍛える効果的なレクリエーションです。自宅でも簡単にでき、誤嚥性肺炎の予防としても知られています。「パ・タ・カ・ラ」と発音することで、口や舌の筋肉を強化し、飲み込む力を向上させることができます。

進め方としては、「パ・タ・カ・ラ」と1音ずつはっきり発声する方法や、「パパパパ…」「タタタタ…」と音を繰り返す練習があります。リズムや歌に合わせて行うことで、楽しく続けることが可能です。昼食前に行うと、より効果的に嚥下機能を高められます。

頭を使うレクリエーション

頭を使うレクリエーションには、脳を刺激しながら楽しむ「脳トレ」系の活動があります。クイズや言葉遊びなど、ゲーム感覚で脳を働かせるアクティビティは、認知機能の維持や向上に役立ちます。

参加者同士でコミュニケーションを取りながら進めることで、より充実した時間を過ごせるでしょう。

間違い探しゲーム

間違い探しゲームは、似た2つのイラストから異なる部分を見つけ出すアクティビティで、観察力や集中力を高めるのに効果的です。参加者は細かな違いを探すため、脳を活発に使い、適度な刺激を与えることができます。

ゲームのバリエーションとして、10種類のイラストの中から1つだけ異なるものを選ぶ形式もあり、頭を使った楽しみ方として人気があります。このようなレクリエーションは、認知機能の維持や脳のトレーニングにも役立ちます。施設の特性に合わせて、ゲームの内容を調整するのもおすすめです。

計算ゲーム

計算ゲームは、日常生活に関連するテーマを使いながら脳を鍛えるレクリエーションです。

  • そろばんを使った計算
  • 数字を使ったパズル
  • お金の計算

頭だけでなく手や指も動かすゲームにすることで手指の体操としても効果的です。これらは施設のニーズに合わせてアレンジすることが可能です。

指遊びゲーム

指遊びゲームは、自然に指を使いながら楽しめる軽い脳トレとして効果的です。例えば、「おちゃらかホイ」や指で生き物を表現する遊びなど、懐かしいゲームを通じて指先を動かす機会を増やします。

また、指の動きを活用した「輪ゴム移しレース」など、細かな動作を必要とするゲームもおすすめです。こうした指遊びは、脳と手の協調を高める効果があり、施設内でさまざまなバリエーションを取り入れると、飽きずに楽しむことができます。

連想ゲーム

連想ゲームは、高齢者が頭を使いつつ楽しむことができる脳トレ系レクリエーションです。

  1. まず司会者が「動物」や「赤いもの」などのお題を出す
  2. 参加者はそのお題に関連する言葉を連想して答える
  3. 各チームが考えた言葉を発表
  4. 得点を集計して発表

被らなかった言葉に高得点をつける、同じ答えを出した場合に高得点をつける、など点数ルールを工夫することでさらに楽しさが増します。このゲームは、発想力と集中力を養うのに最適で参加者同士のコミュニケーションも活発になります。

なぞなぞゲーム

なぞなぞゲームは、頭を使いつつ楽しむことができるシンプルで効果的なレクリエーションです。スタッフがお題を出し、参加者がその答えを考える形式で進行します。脳を活性化させるため、認知機能の維持や向上にも役立ちます。

参加者同士で競い合いながら、正解数を競うことで盛り上がりが増します。また、難易度の異なるなぞなぞを用意することで、参加者のレベルに合わせた楽しみ方が可能です。手軽に準備できる点も魅力です。

⚪︎×クイズゲーム

〇×クイズゲームは、簡単な質問に〇か×で答えるだけのシンプルなレクリエーションです。スタッフが用意したお題に対して、参加者が直感的に回答することで、誰でも気軽に参加できる点が魅力です。

例えば、「リンゴは赤い?〇か×か」などの問題を出し、グループに分かれて正解を当てた人数を競うことでゲームの盛り上がりを増すことができます。なぞなぞよりも手軽に楽しめるため、全員が積極的に参加できるレクとして最適です。

限定しりとりゲーム

限定しりとりゲームは、制限を設けることで脳を活性化させるユニークなレクリエーションです。通常のしりとりに比べ、難易度を上げることで、より集中して楽しむことができます。

  • 4文字の言葉のみ
  • カタカナの言葉のみ
  • 生き物の名前

このように条件を付けることで頭を使う機会を増やすことができます。しかし、難易度が高すぎると参加者が困惑するため、適度なバランスを保つことが重要です。

参加者の状況に合わせてルールを柔軟に変更することで、飽きずに長く楽しめる工夫ができます。進行役とサポート役のスタッフを配置して、ゲームを円滑に進めましょう。

伝言ゲーム

伝言ゲームは、参加者同士のコミュニケーション能力を高め、集中力や記憶力を鍛えるレクリエーションです。参加者を何人かのグループに分けて行い、最初の人にだけお題を伝えその内容を順番に耳打ちで伝えていきます。

最後の人が聞き取った内容を発表し、正しいかどうかを確認することで、ゲームの結果が決まります。伝える内容が変わってしまうこともあり、意外な展開で盛り上がるのが特徴です。

スタッフも参加することで、グループ人数の調整が可能です。また、異なるテーマを用意することで、毎回新鮮な体験を提供できます。参加者全員が楽しめるように、柔軟に進行役を配置しましょう。

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道具を使用するレクリエーション

道具を使用する高齢者向けのレクリエーションは、身体や頭を動かしながら楽しむことができる点が特徴で、筋力やバランス感覚を鍛える効果が期待できます。

  • ボール
  • タオル
  • 輪投げ
  • カラーボード

このような道具を使用することで握力の強化や肩こりの予防ができますし、手軽に準備でき集団での交流を促進します。

これらの活動は道具を使用することで高齢者が楽しみながら運動不足を解消し、心身の健康をサポートするのに効果的です。簡単に準備できる道具を使って、様々なアクティビティを工夫することで、毎日のレクリエーションを充実させることが可能です。

脱出させろゲーム

ひもやテープで床に円を描き、その中のボールをお手玉を使って円の外に出すことを目指します。このゲームでは、腕を使ってお手玉を投げることで筋力維持などのリハビリ効果が期待でき、さらにチーム戦にすることで判断力や協調性を高めることができます。

  1. ひもやテープを使って床に円を描く
  2. 円の中心にボールを置く
  3. 置かれたボールにみんなでお手玉を当てる
  4. ボールを円の外に出す

この「脱出させろゲーム」は、参加者がチームで協力し合い、戦略を練って勝利を目指す点がポイントです。部屋の広さに応じて、1チームあたり5~10人で編成し、対抗戦形式で行うとより盛り上がります。

進め方のポイントとしては、ボールエリアの大きさや投げる位置によって難易度が変わるため、参加者の身体状況に合わせて調整が必要です。ボールエリアを小さくすることで難易度を下げることができます。

また、ゲームに変化をつけたい場合、ボールエリアと床の間にフラフープなどで段差を作ることで、ボールが出るかどうかの緊張感を楽しむことができます。さらに、お手玉が他の人に当たらないようにする配慮も必要です。

スプーンでポイゲーム

スプーンとビー玉を使った高齢者用のゲームレクリエーションを入居者が行おうとしている様子

箱の中にビー玉やパチンコ玉、碁石などを散りばめ、スプーンを使ってこれらを牛乳ビンに入れるゲームです。個人でもチームでも楽しめるシンプルなゲームで、小さなアイテムを慎重に移し替えることで、手と目の協調性や手指の細かな動きをトレーニングするのに効果的です。

  1. ビー玉、パチンコ玉、碁石などを準備
  2. お菓子箱のフタやトレーなどに入れる
  3. 牛乳ビンまたはペットボトルを用意し、箱の中央に固定
  4. スプーンを使ってビー玉、パチンコ玉、碁石などを牛乳ビンに入れる
  5. 箱の中のすべてのアイテムがビンに入った時点で終了
  6. 最も早くすべてを入れ終えた人が勝ち

また、制限時間を設け、どれだけ多く運べるかで競うルールも楽しめます。

進め方のポイントとして、最初は散りばめるアイテムの量を少なくすることで初心者でも楽しみやすくなります。難易度を上げたい場合は、丸いビー玉やパチンコ玉など、スプーンですくいにくいアイテムを選ぶと良いでしょう。高さの違うビンやペットボトルを使用することで、上肢のトレーニングにも効果があります。

石とりゲーム

石を使ったゲームのレクリエーションをしようとする高齢者

石とりゲームは、外出レクリエーションと室内レクリエーションの両方の要素を持ち、高齢者が楽しめるシンプルなゲームです。2人1組で行うことができ、チーム戦にも対応しているため、人数に合わせて柔軟に楽しむことができます。場所は広場やグラウンドなど広い場所が理想ですが、車椅子の方がいる場合はテーブルの上で行うことも可能です。

  1. 小石を用意する
  2. 小石の裏に1~10の数字を油性ペンで書くか、数字シールを貼って用意する
  3. 参加者は2人1組でペアを組む
  4. 1~10の数字が書かれた石を、数字が見えないように地面やテーブルに置く
  5. ジャンケンで勝った人から順番に石を拾い、その石に書かれた数字が得点になる
  6. 5回のジャンケンで合計5個の石を拾い、合計得点が高い方が勝者となる

進め方のコツとして、チーム対抗戦の場合は石の数を増やし、グループ全体の合計得点で競います。また、使用する石は、尖っていたり重すぎたりしないように選ぶことで、安全にゲームを進めることができます。

新たなアイデアとして、石に色を塗るなどして視認性を高める工夫をすることで、さらに楽しさが増します。

洗濯バサミすくいゲーム

洗濯バサミすくいをしようとする高齢者

洗濯バサミすくいゲームは、うちわと洗濯バサミを使った簡単なレクリエーションで、高齢者の手指の動きも鍛えることができます。

テーブル上に散らばった洗濯バサミをうちわですくい、中央のカゴに入れるというシンプルなルールで、片手が不自由な方でも片手だけで楽しめるのが特徴です。「洗濯バサミすくいゲーム」は、コミュニケーションを促進しながら、集中力と協調性を高める効果があります。

  1. 大量の洗濯バサミと人数分のうちわ、各チーム用のカゴを用意する
  2. 広めのテーブルを使い、4~6人で1つのチームを作れるように机と椅子を配置する
  3. テーブルの上に洗濯バサミを均一にばらまき、ゲームの準備を整える
  4. ゲーム開始と同時に、参加者は片手でうちわを使い、テーブルに散らばった洗濯バサミをすくい上げる
  5. チームごとに配置されたカゴに洗濯バサミを入れていく
  6. 制限時間内に最も多くの洗濯バサミを集めたチームが優勝する

ゲーム中、役割分担を設けて「洗濯バサミをまとめる役」と「すくい取る役」に分かれることで、協力し合う楽しさが増します。

進め方のポイントとしては、テーブルごとに2チームに分かれて対抗戦にすると盛り上がります。時間を決めてカゴに入れた数を競うだけでなく、あらかじめ決めた数の洗濯バサミを先に集めた方を勝者とするルールも取り入れられます。

さらに、洗濯バサミの代わりに個包装のお菓子を使うと、ゲームの楽しさが一層増します。このアイデアは、食べ物を用いることでゲーム終了後の楽しみも提供できるため、参加者の満足度が向上します。

洗濯バサミつまみゲーム

洗濯バサミつまみをしようとする高齢者

洗濯バサミつまみゲームは、割り箸を使用して洗濯バサミをつまみカゴに入れていくシンプルなレクリエーションです。このゲームは、指先の器用さを高めるトレーニングとして効果的で、指の微妙な力の調整やバランス感覚を鍛えるのに役立ちます。

さらに、指を使った運動は脳の活性化にもつながり、認知症予防にも効果が期待できます。

「洗濯バサミつまみゲーム」は、簡単なルールでありながら、集中力と手先の訓練を同時に行うことができるため、高齢者におすすめのレクリエーションです。

  1. 大量の洗濯バサミと人数分の割り箸、各参加者用のカゴを用意する
  2. 小さめのカゴを用意し、各参加者に配る
  3. テーブルの上に洗濯バサミの山を作り、参加者はその周りに座る
  4. ゲームの開始合図「スタート」とともに、参加者は割り箸を使用して洗濯バサミをつまみカゴに入れていく
  5. 1回でつまんでよいのは1つまでとする
  6. 制限時間「ストップ」がかかった時点で、最も多くカゴに入れた人が優勝する

進め方のポイントとして、チーム対抗戦にすることで、応援や戦略を考える要素が加わり、より盛り上がるゲームになります。慣れてきたら、洗濯バサミの代わりに豆など、つまみにくいものを使うことで、難易度を上げた新しい挑戦も可能です。

ティッシュあおぎゲーム

ティッシュあおぎゲームは、うちわとティッシュペーパーを使って楽しむグループレクリエーションです。参加者は2つのチームに分かれて円を作り、円の中心に置かれたティッシュペーパーをうちわであおいで浮かせ、相手の陣地にティッシュを送ることを目指します。

「ティッシュあおぎゲーム」は、チーム内での協力と作戦が重要で、コミュニケーションの促進に役立ちます。

  1. 参加者全員にうちわを用意する
  2. 各チームごとにティッシュペーパーを1枚用意する
  3. 2~5名で1つのチームを作り、チームごとに円を作って座る
  4. 円の中心にティッシュペーパーを置いておく
  5. ゲーム開始の「スタート」の合図とともに、参加者はうちわでティッシュペーパーを下からあおいで空中に浮かせる
  6. ティッシュペーパーを相手の陣地に送り込むことを目指す
  7. 「ストップ」の合図がかかった時点で自分の陣地にティッシュペーパーがあるチームが負け

ゲームを始める前に、チームで作戦を練る時間を設けると、コミュニケーションが深まり、一層ゲームが盛り上がります。円の中心やチームの境界線をひもで示すと、分かりやすくなります。

また、ティッシュを相手チームに落とすだけでなく、「どれだけ長い時間ティッシュを空中に浮かせ続けられるか」を競うルールにすることで、違った楽しさを味わうことができます。柔軟なルール設定で、参加者の興味を引き出すことが可能です。

新聞紙開きゲーム

新聞紙開きをしようとする高齢者

新聞紙開きゲームは、足を使って丸めた新聞紙を広げていくシンプルなレクリエーションです。足指を細かく動かすことが必要になるため、指先の動きを鍛えることができます。さらに、足の力加減を調整しながら動かすことで、太ももや腹筋のトレーニングにもなり、高齢者の身体機能の向上に役立ちます。

  1. 新聞紙を4分の1に切ったものを人数分用意する
  2. 参加者は靴下を脱いで、素足でゲームに参加する
  3. 参加者は新聞紙を片手または両手で丸め、それを足元に置く
  4. 「スタート」の合図とともに、足だけを使って新聞紙を広げていく
  5. 最も早く新聞紙を元の形に戻した人が勝者となる

ゲームの難易度を上げたい場合は、丸めた新聞を広げるだけでなく、広げた新聞を再びきれいに畳むルールを追加することも可能です。これにより、さらに細かな動きと集中力が要求され、ゲームの楽しさが増します。

参加者が椅子に座った状態で行うため、バランスを崩さないように注意が必要です。転倒を防ぐため、足先に集中しすぎないよう、しっかりと安全対策を講じて進行しましょう。

ボール渡しゲーム

ボール渡しをしようとする高齢者

ボール渡しゲームは、バスタオルに風船を乗せて隣のペアに渡していく、協力とバランスが鍵となるレクリエーションです。

2人1組のペアで行い、微妙な力加減で風船を落とさないように慎重に進めるため、腕の筋力を鍛えるだけでなく、集中力も高めることができます。

  1. 2人1組のペアにそれぞれバスタオルを用意し、風船もあらかじめ膨らませておく
  2. ペアの2人が向き合い、チームごとに2列に並んで座る
  3. ペアごとにバスタオルの両端を持ち、スタート地点のペアのバスタオルに風船を乗せる
  4. ゲームの開始とともに、風船を乗せたバスタオルを隣のペアに渡していく
  5. 風船を落とさないように注意しながら、隣から隣へと慎重に渡していく
  6. 一番早く反対側のペアまで風船を移動させたチームが勝ち

ゲームに慣れてきたら、バスタオルに乗せる風船の数を増やす、または風船の代わりにボールを使って難易度を上げるのも良いでしょう。風船を落とさずに端まで移動させたら、逆方向に戻すルールを追加してみることで、さらに面白みが増します。

紙コップピラミッドゲーム

紙コップピラミッドをしようとする高齢者

紙コップピラミッドゲームは、紙コップをピラミッド状に積み上げるシンプルなゲームですが、意外と奥深いレクリエーションです。

バランスを取りながら積み上げる作業には、集中力と指先の巧緻性が求められ、高齢者の手先のトレーニングとして非常に効果的です。また、崩れないよう慎重に積むことで、バランス感覚も養えます。

  1. たくさんの紙コップを用意する
  2. 最初は10個程度で始める
  3. 4段のピラミッドを目指して紙コップを積み上げていく
  4. 4個の紙コップを一列に並べ、その上に3個、2個、1個と積んでいく
  5. 制限時間を設け、制限時間内に積んだ紙コップの数で競う

参加者が慣れてきたら20個や30個に増やして挑戦も可能で、ピラミッドの高さで勝敗を決める方法やタワーが崩れた時点で負けとなるルールを加えると、緊張感が高まります。

ゲームに使用する机の高さや配置にも配慮し、他の利用者のタワーに触れないよう間隔をあける工夫が必要です。個人戦だけでなく、チーム対抗戦にすることで、さらに楽しさが広がります。

ピンポンゴルフゲーム

ピンポンゴルフゲームは、床に横向きに置いた紙コップにピンポン玉を投げ入れて点数を競うシンプルなレクリエーションです。紙コップには点数を書いておき、ピンポン玉がどのコップに入るかで得点が決まります。

「ピンポンゴルフゲーム」は、手や指のトレーニングと力加減の調整に効果的で、座ったままでも参加できるため、高齢者に最適な運動不足解消の遊びです。

  1. ピンポン玉と点数を書いた紙コップをいくつか用意する
  2. 紙コップの位置を決め、床にテープで固定する
  3. 参加者は順番にピンポン玉を投げ、制限時間内に得点を競う
  4. 最終的に、合計得点が最も高い人やチームが勝者となる

少人数での競い合いやチーム対抗戦など、参加人数に応じたアレンジも可能です。

玉入れゲーム

玉入れゲームは、運動会でおなじみの玉入れをアレンジしたシンプルなレクリエーションです。参加者が輪になって座り、職員が中央で逆さにした傘を持ち、その中に玉を投げ入れて点数を競います。

「玉入れゲーム」は、的となる傘の大きさを変えることで難易度が調整でき、場を盛り上げることができます。手軽に楽しめるうえ、高齢者の運動不足解消にぴったりです。

風船バレーゲーム

風船バレーゲームをしようとする高齢者

風船バレーゲームは、風船を使ったバレーボールのようなレクリエーションで、安全に適度な運動を楽しめます。「風船バレーゲーム」は、風船に書かれた文字を当てるルールを加えることで、脳トレとしても活用できるのが特徴です。 車いすの方でも参加しやすく、多くの介護施設で人気の高いゲームです。

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