【チェックシートでわかりやすい】介護職の報連相３つのコツ！結論ファースト・自分なりの仮説・具体的な数字での重要性を解説

利用者さん、ちょっと元気がなくて…昼ごはんもあんまり食べてなくて…

カイゴさんは状況を伝えているつもりでも、先輩からは「それで、熱は？」 「他に変わったことある？」と何度も聞き返されてしまいました。

NG：結論が後回しで、説明に時間がかかる連絡

…ってことがあったんだけど…。何がまずかったんだろう？

仕事に慣れてないと、ついつい「～があって」と状況説明から入っちゃいますよね

連絡って難しいです…

そんな時は相手の立場になって考えてみましょう！結論が見えない連絡をされると、カイゴさんはどう思う？

えーと…改めて自分の連絡内容を見ると、要点が分からないから「結論は何？」って言いたくなりますね

そう！大事なのは「まずは結論」から話すことっ！

“結論から”？…それってどう連絡すれば良いんですか？

それじゃあ、良い連絡例を一緒に見てみよう！

利用者さん、発熱しています。今朝9時から37.8度です

カイゴさんがまず結論から連絡すると、先輩は「分かった！それじゃあ…」と、具体的な指示を出してくれました。

すごくやり取りがスムーズになりました！

さらに『結論→理由→詳細』の順番を意識すれば、連絡は格段に伝わりやすくなります！この連絡方法は、介護に限らずどんな仕事でも役立ちますよ

なるほど、結論から話すのは連絡の基本なんですね

日頃から結論ファーストを意識することで、『伝わる連絡』を実践しよう！

食事中の利用者さんの様子が変なんですが…どうしたら良いですか？

「…様子が変？」先輩は対応中の手を止め、状況をイチから確認することに…。

NG：情報不足のまま丸投げする相談

結局、先輩をすごく困らせてしまって…こんな時はどう相談したら良かったんだろう？

ふむ…「様子が変」だけだと、先輩は状況を自分で調べなきゃいけないからね

うーん…それじゃあどうすれば…

そんな時は！「自分なりの仮説」を考えた上で相談してみよう！

自分なりの仮説…一体どうすれば良いんですか？

それじゃあ、仮設を添えた相談事例を見てみよう！

利用者さんの食欲不振の原因は味の好みの問題か、あるいは体調不良かもしれません

小さな仮説でも、あるだけで受け手の判断は大きく変わります。
仮説を添えることで、先輩やチーム全体が「次に何を確認すべきか」を絞りやすくなり、的確なアクションにつながります。

これなら、次に何を確認すべきかがより明確になりますね！

でも…正しい仮説を立てられるかな…？

大丈夫！完璧な答えじゃなくても、"考えて伝える姿勢"が信頼に繋がりますよ！

なるほど！試してみます！

利用者さん、ご飯をあんまり食べてませんでした

カイゴさんの申し送りを見た先輩からは「あんまりって、どのくらいの量？」と聞き返されてしまいました。

NG：曖昧で主観的な表現の報告

ふむ…「あんまり」…。利用者さんはどのくらい食べてたんですか？一口？二口？

いえ、もっと食べてました

「もっと」ってことは…えーっと…？

そうか！曖昧な表現って、相手によって受け取り方がバラバラなんですね

そうなんです！人によって解釈が変わる表現は、リスク管理や記録には不向きですよ

分かりました！もっと具体的になるように意識して書いてみます！

利用者さんは昼食の主菜を５割、副菜を3割ほど食べました

このカイゴさんの申し送りを見た先輩は「以前よりわかりやすい！」と褒めてくれました。

この報告なら食べた量がすぐわかります！

ありがとうございます！数字で具体的に報告すれば良いんですね！

さらに、「本人の希望で途中で中止した」や「食事介助あり」などの補足情報があると、より的確な判断材料になりますよ！

【まとめ】介護現場で役立つ、わかりやすい報連相の基本

３つの基本はわかったけど…ちゃんと実践できるか不安だなぁ…

報連相を身につけるには「自分で確認する習慣」が何より重要です！

繰り返し意識することが大事なんですね

いつでも見直せるように、３つの基本を壁に貼っておくと良いかもね！

今回の話をまとめると「報連相」のポイントは以下の3つです！

分かりましたっ！さっそく明日から試してみます！

報連相が適切に行えるようになると、チーム内での情報共有がスムーズになり、先輩職員との信頼関係も築きやすくなります。

報連相の3つのコツを身につけて、どの職場でも活躍できる人材を目指しましょう！

次回は「介護記録＆申し送り」の効率的な書き方・伝え方を紹介！
新人介護職の皆さん、次の更新もお見逃しなく！

次回も必ずチェックします！