障がい者の雇用促進やUIターン支援に力を入れている
福山市では障がいを持つ方の雇用促進と雇用の安定化を図るため、市内在住の障がい者の方(身体、精神、知的、発達障害)を雇用する事業主に対して、障がい者雇用奨励金を交付しています。
交付要件は以下の通りです。
- 市内在住の障がい者の方を雇用している
- 国の助成金の対象である障がい者を雇用していて、国の助成金を受給している
- 国の助成金の対象期間を満了した後も、継続して対象の障がい者を雇用し、雇用奨励期間が終わった後も続けて障がい者を常用職員として雇い入れることが確実
- 国の助成金の対象期間を満了した後、雇用奨励期間中に、当該雇い入れにかかわる事業所の労働者を解雇していない
雇用奨励期間は18ヵ月で、第1期を6ヵ月、第2期を12ヵ月とし、補助対象期間は第1期の6ヵ月と第2期の最初の6ヵ月です。
実際に支払われる雇用奨励金額は月額3万円。
障がい者の雇用を考えている介護施設・事業所は、活用すると良いでしょう。
また、福山市では県外で就職・就学している人向けの、「オンライン合同企業研究会」を開催し、県内企業の労働力確保を図っています。
事前申込み制で、企業30社以上が参加するの大規模なオンライン企業研究会となっていて、オンラインのため、設備を整えればどこでも参加することができます。
介護業界では人材不足が続いていますが、福山市外在住の方で、福山市の介護施設・事業所でUIターン就職をしたいと考えている場合は、ぜひ参加を検討すると良いでしょう。
福山地方の産業界が必要とする労働力の確保とその安定を図り、地域経済の発展に寄与するため、福山市、福山公共職業安定所、福山商工会議所、府中市、府中公共職業安定所などが構成団体として参加しています。
2020年の高齢化率は28.67%!高齢人口の増加に伴い要支援・要介護認定者も増加している

出典:「統計ダッシュボード」(総務省)
「日本の地域別将来推計人口」(国立社会保障・人口問題研究所)
福山市の2020年の人口は46万930人でした。
この人口の変遷を見てみましょう。
特に65歳未満人口の減少幅は大きいものでした。
0~14歳人口は、2000年の約7万1,000人から、2020年に約6万655人に減少しました。
15~64歳人口は、2000年の約30万8,000人から、2020年に約26万383人まで減少したのです。
その一方で、65歳以上の高齢者人口は増え続けています。
2000年時点では約7万8,000人でしたが、2020年に約13万2,167人まで増加しました。
高齢者人口は今後も緩やかに増えていくとみられ、市の統計によれば、2025年には約13万5,000人まで増えると試算されています。
ただ、2040年頃までは14万人前後で横ばいの状態が続き、それ以後は高齢者世代も含め、全世代において人口減が進んでいく見込みです。
このように、65歳未満の人口が減り65歳以上の人口が増えているため、高齢化率は年々上昇しています。
国勢調査によれば、高齢化率は2015年に26.56%だったのが、2020年には28.67%と、着実に増え続けている状況です。
今後もこの傾向は進むとみられ、2025年には高齢化率が29.34%まで上昇すると予測されています。
続いて、高齢者世帯の変遷を見てみましょう。
1995年当時、高齢者をの単独世帯の人口は5,318人でしたが、2020年には2万1,235人まで増加。
そのうち、男性が6,989人、女性が1万4,246人と女性が男性の2倍となっています。また、65歳以上人口に占める割合は、男性が12.2%、女性が19.1%で、65歳以上の男性の8人に 1人、女性の5人に1人が一人暮らしという状況です。
ここまで解説してきたように高齢者人口が増えるなか、介護保険の要支援・要介護認定を受ける人も年々増加。
市の統計によると、2021年では2万8,076人、2022年では2万8,678人、と毎年着実に増えていて、2035年には3万3,497人とピークを迎える予想です。
2021年と2022年の認知者の内訳を比べると、要介護5までの全ての認定者は増加しており、特に要介護2と要介護4の認定者は、1年で100人以上も増えています。
2035年には、要介護3以上の認定者数が1万人を超える予想となっていて、今後も注視していく必要があります。
広島県福山市介護職・ヘルパー
50代女性
みんジョブを利用していかがでしたか?
今回の面接では一度辞退した私に対し、時間調整を考慮いただき、大変助かりました。また施設の丁寧なガイダンスや待遇面の詳細な説明により、心から安心感を覚え、深い感謝の気持ちでいっぱいです。