あん摩マッサージ指圧師の求人について
あん摩マッサージ指圧師とは
あん摩マッサージ指圧師とは、手を用いて患部を揉む、押す、叩くなどの施術を行うことで利用者の体の不調を緩和する専門職です。
東洋医学をベースとして、医療器具を用いない治療を行う点が特徴であり、職業名でもある「あん摩」、「マッサージ」、「指圧」の3種類の技術の専門知識やスキルを治療に用いることとなります。
あん摩マッサージ指圧師になるには
国家資格であるあんまマッサージ指圧師として働くには、資格を満たした上で国家試験を受験し、合格することが必要です。
この受験資格を満たすためのルートには「大学ルート」「短大ルート」「専門学校ルート」の3つがあります。
「大学ルート」は、あんまマッサージ指圧師の養成課程を扱う4年制大学を卒業することで、受験資格を得るルートです。
4年間通学するため学費も高くなるのがデメリットですが、大学卒という学歴を得ることが出来るというメリットもあります。
「短大ルート」は、同じくあんまマッサージ指圧師の養成課程を扱う3年制の短大を卒業するルートです。
こちらも短大卒という学歴を得ることができます。
「専門学校ルート」はあんまマッサージ指圧師専門養成校で3年以上学んで卒業することで受験資格を得るルートです。
大学卒などの学歴を得ることができませんが、より専門的な知識やスキルを学ぶ機会が増えるのが利点です。
仕事内容
あんまマッサージ指圧師は「あん摩」、「マッサージ」、「指圧」の3つの手技を用いて、患者の血行を促進させ、肩こりや腰痛などを改善させるというのが主な業務内容です。
「あん摩」は、衣服の上から心臓から離れる方向に向かって筋肉を揉んだり叩いたりするという中国由来の刺激療法の一種。
「マッサージ」はフランスやスイスなどのヨーロッパを源流とする治療法で、素肌に触れながら、心臓方向に向かって体を撫でるという点があん摩と異なります。
「指圧」は日本生まれの治療法で、あん摩と同じように衣服の上から筋肉などを指で押したりすることで治療を行う技術です。
あん摩マッサージ指圧師として働くメリット
あん摩マッサージ指圧師は病院や治療院などの医療機関の他、介護現場においての需要も高まりつつあります。
特に、機能訓練指導員を1人以上配置することが義務付けられているデイサービスやショートステイ、特別養護老人ホームなどでは、機能訓練指導員の資格要件であるあん摩マッサージ指圧師の求人が増えている状況です。
高齢化によりこれらの施設の数は増えると考えられるため、安定して働くことが可能なのが、この職業のメリットと言えるでしょう。
介護付き有料老人ホームの求人について
介護付き有料老人ホームとは
介護付き有料老人ホームとは、主に60歳以上となる入居者の生活を、職員による介護サービスなどでサポートする老人ホームの一種です。
民間企業が経営する施設のため、特別養護老人ホームなどに比べると必要となる費用が高い傾向にありますが、その分施設ごとにアピールポイントとなる部分を持っていることが多いのが特徴です。
そのため、入居者視点で見れば、経済的な余裕こそ必要ですがニーズに合った施設を選んで入居することが可能という魅力があります。
仕事内容
介護付き有料老人ホームにおける業務は、施設によってかなり幅がありますが、介護サービスを提供し、スタッフが24時間体制で入居者をサポートする点については共通しています。
施設内で職員は、入居者の要介護度に合わせて部屋の清掃や洗濯などの生活支援サービスの他、入浴や食事、排せつの介助など、身体介護をはじめとした介護サービスも提供することが主な業務です。
また、リハビリテーションやレクリエーションなどを提供することも多くなっています。
くわえて、24時間体制を敷いていることから夜勤も多く、定期巡回を行う他、トイレなどの誘導や、入居者の要望に適宜応じることなども業務の一つです。
介護付き有料老人ホームで働くメリット
介護付き有料老人ホームで働くメリットは、他の介護施設と比較すると収入や待遇の面で優遇されることが多いという点です。
また、福利厚生が充実している場合も多々あり、職員のキャリアパスの形成のための資格取得支援制度や研修制度などが整っている場合も多いです。
また、民間企業が運営していることから、介護現場においても満足度の高い対応を重視する場合が多いです。
そのため、介護のスキルに加えて、丁寧な接遇のスキルなど、施設に必要とされる多彩なスキルを習得することが出来るのは魅力の一つと言えるでしょう。