主任ケアマネージャーの求人について
主任ケアマネージャーとは
主任ケアマネージャーとは、ケアマネージャーに対して指導や助言、フォローアップなどのサポートを行う他、地域社会において介護に関わるネットワークの構築など、ケアマネージャーのまとめ役を担う職業です。
ケアマネージャーの上位資格でもあるため、キャリアアップを目指すケアマネージャーにとっては重要な選択肢の一つと言えます。
主任ケアマネージャーになるには
上記の通り、主任ケアマネージャーは、ケアマネージャーの上位資格です。
そのため、主任ケアマネージャーになるためには、まずケアマネージャーの資格を持っていることが必要です。
その上で、
「専任のケアマネージャーとしての実務経験通算5年以上」
「ケアマネジメントリーダー養成研修の修了、かつ専任のケアマネージャーとしての実務経験が通算3年以上」
「介護保険法施行規則第140条の52第2号のハに規定される主任ケアマネージャーに準ずる者として、地域包括支援センターに配置されている」
「ケアマネージャーの業務に関して十分な知識・経験を持つ者として、都道府県によって受講を認められる」
「認定ケアマネージャー資格を所有、かつ専任のケアマネージャーとしての実務経験が通算3年以上」のいずれかを満たすことで受講可能となる
「主任介護支援専門員研修」を修了する
上記を果たすことで、主任ケアマネージャーとして働くことが出来ます。
仕事内容
主任ケアマネージャーの業務の一つは、先に述べた通り、ケアマネージャーに対して、指導や助言、フォローアップなどのサポートを行うことです。
部下や後輩にあたるケアマネージャーが、より適切なケアマネジメントを行えるように、職場の中でリーダーシップを発揮する必要があります。
また、地域社会の中で、ネットワークの構築や、利用者や周囲の問題の解決に取り組むことも重要な業務です。
こうした活動の代表的なものが、事例検討会。
これは、異なる事業所に勤務するケアマネージャーたちが集い、各々が担当する利用者の事例について意見交換などを行い、理解を深めて能力や見識を磨くための会合を指します。
このような地域全体への貢献も、主任ケアマネージャーの役割と言えるでしょう。
主任ケアマネージャーとして働くメリット
主任ケアマネージャーとして働くメリットは、ニーズが非常に高いという点です。
地域包括センターや、特定事業所加算を取得する事業所では、配置が義務付けられているために需要が高く、安定して働くことができます。
また、ニーズの高さから転職などもしやすくなっているため、手に職を持つという観点から見ても、価値のある資格です。
居宅介護支援の求人について
居宅介護支援とは
居宅介護支援とは、各種の介護支援サービスに関する手続きを代行するサービスを指します。
ケアマネジメントとも言われるこの居宅介護支援は、要介護認定の1~5を受けた人を対象として、ケアマネージャーが利用者との相談の上で、介護サービスの「ケアプラン」を作成することなどが主な内容です。
様々な介護サービスを利用する上で、欠かす事のできないもっとも基本的なサービスであり、介護業界で働く人にとっては、正確に理解することが求められるものだと言えます
仕事内容
居宅介護支援の中で最も重要となるサービスは、利用者がどのような介護サービスを利用するかを決める計画書である「ケアプラン」の作成です。
これに当たっては、利用者やその家族との話し合いや情報の収集によって、生活課題を発見する「アセスメント」を実施し、ケアマネージャーが原案を作成。
続いて、利用者の家族や各介護サービスの事業者などを集めた「サービス担当者会議」を開催しケアプランに問題が無いかを確認します。
さらに、利用者とその家族によって最終確認がなされれば、正式なケアプランがケアマネージャーによって作成されます。
その後に行われるのは、ケアプランに問題が無いかチェックする「モニタリング」という業務。
利用者の身体状況や環境の変化などにより、ケアプランの修正が必要となった場合には、再びサービス担当者会議を開催し、修正すべく内容を検討することになります。
居宅介護支援で働くメリット
居宅介護支援というサービスの提供者として働くメリットは、専門家であるケアマネージャーとして利用者と、利用者が必要とする介護サービスを繋ぐことができるという点です。
初めて介護サービスを利用する人やその家族にとって、どの介護サービスを受けるべきか、また提供する事業者をどう選ぶべきかは難しい問題となります。
それを解消し、円滑にサービスを利用できる状態にすることはやりがいや達成感を感じやすい業務だと言えます。