問題 3

ラポール形成の初期段階のかかわりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第27回(2015年) 人間関係とコミュニケーション]

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正解は 1

利用者の感情に関心を持つ。

1正解
利用者の感情に関心を持つ。

利用者の感情に関心を持つことは、ラポール形成における初期段階のかかわり方として適切です。

よって正解です。

2不正解
利用者の家庭環境を詳しく聞く。

利用者の家庭環境を詳しく聞くことは、ラポール形成の初期段階では早すぎます。

よって不正解です。

3不正解
介護福祉職が詳しく自己紹介をする。

ラポール形成の初期段階における自己紹介は大切ですが、詳しく行う必要はありません。

よって不正解です。

4不正解
黙って聴くことに徹する。

黙って聞くだけではなく、話の途中で相づちを打つ、うなづくなど、話を聞いていることを態度や姿勢で相手に示すことが求められます。

よって不正解です。

5不正解
「なぜ」で始まる質問を繰り返す。

「なぜ」で始まる質問は、利用者の行動を否定的に捉えているようにも聞こえるため、できるだけ控えます。

よって不正解です。

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ポイント解説

ラポール」とは援助者と援助を受ける側との信頼関係のことで、介護の現場では、介護福祉職と利用者との間における信頼関係を指します。

ラポール形成の初期段階では、介護福祉職は利用者に対して「あなたに関心を持っている」ことを態度、姿勢で示すことが大切です。

また、この段階では利用者からの信頼をまだ十分に得ていないため、プライベートに関することをいきなり細かく尋ねることは、利用者が不信感を抱く恐れがあります。

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