問題 1

糸賀一雄の「この子らを世の光に」という思想に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第28回(2016年) 人間の尊厳と自立]

すべて見る アイコン

正解は 2

人間の発達を保障する。

1不正解
経済的に生活できる社会的自立を保障する。

経済的に生活できる社会的自立を保障するという思想ではありません。

よって不正解です。

2正解
人間の発達を保障する。

知的障害のある子どもに対して、人間としての発達を保障することの重要性を主張しているのが「この子らを世の光に」の思想です。

よって正解です。

3不正解
困窮状態に応じて最低限度の生活を保障する。

最低限度の生活の保障は、日本国憲法の第25条で規定されている生存権のことです。

よって不正解です。

4不正解
障害者の職業の安定を図ることを保障する。

障害者の職業安定を保障することを提唱した思想ではありません。

よって不正解です。

5不正解
自由を制限する身体拘束の禁止を保障する。

身体拘束の禁止は、現行の介護保険制度の下では禁止事項とされていますが、「この子らを世の光に」の思想とは無関係です。

よって不正解です。

アイコン

ポイント解説

「社会福祉の父」と呼ばれた糸賀一雄の「この子らを世の光に」では、知的障害のある子どもたちをかけがえのない存在であると捉え、彼らが人間として生き、成長する権利の保障を目指す「発達保障」の考え方が提唱されています。

糸賀一雄は、日本初となる知的障害のある子どもを受け入れる「近江学園」を設立した人物です。

このワードもチェック!
このワードもチェック!
無料で会員登録する