問題 16

生活保護制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

[第28回(2016年) 社会の理解]

すべて見る アイコン

正解は 1

生活保護で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなくてはならない。

1正解
生活保護で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなくてはならない。

生活保護で保障される最低限度の生活は、「健康で文化的な生活水準を維持することができること」が生活保護法第3条で規定されています。

よって正解です。

2不正解
生活保護は、利用しているサービス事業所の担当者が本人に代わって申請することができる。

生活保護の申請は、本人本人の扶養義務者同居する親族に限られます。

よって不正解です。

3不正解
生活保護は、世帯を分離して実施することはできない。

生活保護法第10条によれば生活保護は世帯単位だけでなく、個人を単位としても実施できます。

よって不正解です。

4不正解
自分の家や車を所有している人は、全て生活保護の対象とならない。

自分の家や車を所有している人でも、生活が困窮しているケースでは「総合的」な判断のもと、支給対象となる場合があります。

よって不正解です。

5不正解
年金や稼働収入がある高齢者は、全て生活保護の対象とならない。

年金や稼働収入だけが、生活保護の支給対象を決める際の基準ではありません。

よって不正解です。

アイコン

ポイント解説

生活保護制度は、最低限度の生活を保障することを目的とした制度です。

「最低限度」とは、日本国憲法第25条に基づき、健康で文化的な生活を送れる水準と定められています。

生活保護費の支給対象となるのは世帯単位が基本ですが、それが難しい場合は、世帯を分離して個人単位での受給ができます。

このワードもチェック!
このワードもチェック!
無料で会員登録する