問題 3

共感的態度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第28回(2016年) 人間関係とコミュニケーション]

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正解は 2

利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。

1不正解
利用者に対して審判的態度で関わる。

「審判的態度」とは、援助者の主観で利用者を審判(物事の適否などを判断すること)する態度で、共感的態度とは異なります。共感的態度は、援助者の主観を押し付けず、客観的な視点を持って利用者を理解しようとする態度です。

よって不正解です。

2正解
利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。

「共感的態度」とは、相手の立場に立ったうえで、相手の感情や思いを理解して関わろうとする態度のこと。

よって正解です。

3不正解
利用者と自分の感情を区別せず、同調して関わる。

利用者の感情と援助者自身の感情を区別せずに同調する態度は、共感的態度とは言えません。共感的態度は、相手の主観に強い影響を受ける態度ではなく、客観的な視点を持って相手を理解しようとする態度です。

よって不正解です。

4不正解
利用者の感情に共鳴して、同情的に関わる。

利用者の感情に共鳴・同情したりする態度は、共感的態度とは言えません。

共感的態度は、相手の主観に強い影響を受けることなく、客観的な視点を維持しながら相手を理解しようとする態度です。

よって不正解です。

5不正解
利用者が示す否定的な感情は避けて関わる。

利用者の否定的な感情を避ける態度は、共感的態度とは言えません。

共感的態度は、利用者の否定的な感情も避けるのではなく、受け止め理解しようとする態度です。

よって不正解です。

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ポイント解説

「共感的態度」とは、利用者の思いを利用者本人の立場から理解しようとする態度のことをいいます。

共感的態度をとる際、援助者は利用者の主観に流されずに客観的な姿勢を保ちますつべきで。

すが、また、援助者の主観で利用者を審判するような姿勢で関わってはいけません。

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