問題 54

排泄介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第28回(2016年) 生活支援技術]

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正解は 4

自己導尿を行う場合、座位姿勢で行えるように支援する。

1不正解
ベッドで尿器を使用する場合、ベッドの足元を上げる。

ベッドで尿器を使用する際、腹圧をかけやすくするために、ベッドの頭部を上げて上体を起こすのが良いでしょう。

よって不正解です。

2不正解
差し込み便器の開口部の中央に、仙骨が来るようにする。

差し込み便器を使用する際、肛門が差し込み便器の開口部の中心にくるようにするのが良いでしょう。

よって不正解です。

3不正解
テープ止めタイプの紙おむつの中に、尿取りパッドを複数当てる。

紙おむつ内に当てる尿取りパッドの枚数は1枚にしましょう。

複数枚当てた場合、通気性が悪くなったり、体とおむつの隙間が大きくなって漏れやすくなったりします。

よって不正解です。

4正解
自己導尿を行う場合、座位姿勢で行えるように支援する。

自己導尿とは、自分で膀胱にカテーテルという細い管を入れて、尿を排泄すること

よって正解です。

5不正解
トイレにL字手すりを設置する場合、横手すりは車いすの座面の高さに合わせる。

トイレの横手すりは、便器の座面から25cmほど上に設置するのが良いでしょう。

よって不正解です。

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ポイント解説

排泄介護の際、排泄しやすくするために、利用者を腹圧のかかりやすい姿勢にすることが重要です。

直腸と肛門の間の直腸肛門角という角度を180度に近くすることで、排便しやすくなります。

尿を排泄する場合、座位姿勢をとると腹圧をかけやすいため排泄しやすくなります。

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