問題 66

客観的情報の記録として、適切なものを1つ選びなさい。

[第28回(2016年) 介護過程]

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正解は 1

タンスの中に食べこぼしのついた上着が入っていた。

1正解
タンスの中に食べこぼしのついた上着が入っていた。

「タンスの中に食べこぼしのついた上着が入っていた」という情報は、誰が見ても同じ客観的情報だけで構成されているため、これが正解です。

2不正解
妻とけんかしたことを後悔しているのではないか。

妻とけんかしたことを後悔しているのではないかというのは、記録者による主観的な情報となっているため、不正解です。

3不正解
ご飯が喉を通らないのは、愛犬がいなくなったからだと思う。

ご飯が喉を通らないのは愛犬がいなくなったからではないか、というのは記録者による予測が入っている主観的な情報のため、不正解です。

4不正解
いつも冷静なのに突然怒ったのでびっくりした。

「いつも冷静である」というのは、記録者が抱いた対象の印象であるほか、「突然怒った」というのも、記録者視点で見た事実であり、主観的な情報です。

よって、不正解です。

5不正解
一人でいる時間が長いので、こまめに声かけをすることにした。

「一人でいる時間が長い」というのは、記録者の尺度によるものであり、「こまめに声をかけることにした」というのも記録者が考えた解決策であるため、主観的な情報のため、不正解です。

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ポイント解説

客観的情報とは、誰が観察しても変わらない情報であり、検査や測定などで出た数値や、事実を情報としてまとめたものです。

一方、個人の思いや独自の尺度、予測など、記録者によって変わる情報が主観的な情報です。

介護記録は、客観的な情報を記載することが必要です。

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