問題 39

介護福祉職が行う爪切りに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第29回(2017年) 生活支援技術]

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正解は 4

爪の先端の白い部分を1mmぐらい残して切る。

1不正解
爪は十分に乾燥させてから切る。

乾燥した爪は硬いので、切りにくい上に割れやすくなっています。

入浴後など、手や足の爪に水分が含まれると爪は柔らかくなるので、切りやすいです。

よって不正解です。

2不正解
周囲の皮膚に腫れや傷がある場合は、少しずつ切る。

爪の周囲の皮膚に腫れや傷がある場合、医師や看護師に報告、相談する必要があります。

爪と周囲に異常がある場合、介護福祉職は爪切りを行えません。

よって不正解です。

3不正解
手の爪は、手首を持って動かないようにして切る。

手の爪を切るときは、指先をしっかり持たないと危険です。

よって不正解です。

4正解
爪の先端の白い部分を1mmぐらい残して切る。

爪の先端の白い部分を1mmほど残して切ると、深爪になりにくいです。

深爪は巻爪の原因になるので避ける必要があります。

よって正解です。

5不正解
爪やすりは、中央から端に向かってかける。

爪やすりは、端から中央に向かってかけます。

中央から削っていくと、深く削った中央に合わせるように端を深く削ってしまう恐れがあります。

よって不正解です。

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ポイント解説

介護福祉職等が爪切りを行えるのは、爪と爪の周りの皮膚に炎症など異常が生じていない場合、あるいは糖尿病などの疾患が原因で専門的な管理を必要としない場合のみです。

それ以外の場合は医療行為とみなされるので、介護福祉職が切ることはできません。

また、高齢者の場合、爪が伸びたままだと巻き爪などの異常が生じやすいので、頻繁に状態をチェックし、手入れをすることが大切です。

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