問題 109

医療行為としての喀痰吸引等を行うための指示書に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

[第30回(2018年) 医療的ケア]

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正解は 1

医師が作成する。

1正解
医師が作成する。

医行為である喀痰吸引等の指示書は医師が作成します。

2011年の制度改正によって医師の指示の下、介護福祉士も実施できるようになりました。

よって正解です。

2不正解
介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成する。

介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成するのは、介護サービスの利用計画書(ケアプラン)なので不正解です。

3不正解
看護師が作成する。

指示書は看護師ではなく医師が作成します。

看護師が行うのは吸引等の手技の指導や介護福祉士等から報告や相談を受けることです。

介護福祉士等が喀痰吸引等を行う際、看護師は指導・連携します。

よって不正解です。

4不正解
有効期限は3年である。

指示書の有効期限は6ヵ月なので不正解です。

5不正解
指示内容の実施は、介護福祉士に限定される。

指示内容を実施できるのは介護福祉士だけではありません。

喀痰吸引等研修を受講して「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受けた介護職員等も行えます。

よって不正解です。

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ポイント解説

介護福祉士等が行う「喀痰吸引等」には、口腔内または鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろうや腸ろうなどの経管栄養、経鼻経管栄養などがあります。

ただし介護福祉士等が行う場合は医師の指示の下で行う必要があり、事業所ごとに都道府県知事への登録も必要です。

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