問題 113

イルリガートル(注入ボトル)を用いた経鼻経管栄養に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第31回(2019年) 医療的ケア]

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正解は 4

栄養剤の液面は、胃から 50 cm 程度高くする。

1不正解
栄養剤は、半固形化栄養剤を用いる。

イルリガートルを用いるのは、半固形化栄養剤ではなく液体タイプの栄養剤を使用する場合です。

よって不正解です。

2不正解
嘔気があるときは、注入速度を遅くして滴下する。

嘔気があるときは、すぐに注入を中止しなくてはなりません。

よって不正解です。

3不正解
イルリガートルに栄養剤を入れてから、 2 時間後に滴下する。

イルリガートルに入れてから長時間経過すると、栄養剤の中で雑菌が繁殖する恐れがあります。

栄養剤を入れたら速やかに滴下を開始しなくてはなりません。

よって不正解です。

4正解
栄養剤の液面は、胃から 50 cm 程度高くする。

栄養剤の液面を必要以上に高くすると速度が速くなり過ぎ、低すぎると逆流の危険性があります。

適切な高さは胃から50cm程度高い位置です。

よって正解です。

5不正解
使用した物品は、消毒用エタノールにつけて消毒をする。

使用した物品は、消毒用エタノールではなく次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

よって不正解です。

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ポイント解説

イルリガートルとは栄養剤を入れるための容器で、経鼻経管栄養を行う際に、液体タイプの栄養剤を入れて使います。

感染症を防ぐため、イルリガートルの使用方法だけでなく、保管にも注意が必要です。

使用後は、次亜塩素酸ナトリウム液に浸して消毒し、その後乾燥させます。

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