ノーマライゼーション(normalization)の理念を8つの原理にまとめた人物として、正しいものを1つ選びなさい。
正解は 1
ニィリエ(Nirje、 B.)
1正解
ニィリエ(Nirje、 B.)
ミケルセンが提唱したノーマライゼーションを、生活のリズムや要求の尊重、経済条件などの8つの原理にまとめたのが、ニィリエです。
よって正解です。
2不正解
バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen、 N.)
ミケルセンは、初めてノーマライゼーションを提唱したことから、ノーマライゼーションの父と呼ばれていますが、8つの原理にまとめてはいません。
よって不正解です。
3不正解
ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger、 W.)
アメリカのヴォルフ・ヴォルフェンスベルガーは、ノーマライゼーションの概念に影響を受けて、障害者の社会的役割などの実現を提唱した人物です。
よって不正解です。
4不正解
ロバーツ(Roberts、 E.)
エド・ロバーツは、自らも障害者でありながら、障害者の自立生活や権利保障についての活動を行い、1972年に世界で初めて障害者自立生活センターを創設した人物として知られています。
よって不正解です。
5不正解
ソロモン(Solomon、 B.)
著書である『黒人のエンパワメント』で知られるバーバラ・ソロモンは、ソーシャルワークの分野にエンパワメントの概念を持ち込んだ人物とされています。
よって不正解です。
ポイント解説
障害者がそうではない人と同じような暮らしを当たり前に送れるようにするべきであるというノーマライゼーションの概念は、1950年代にデンマークのバンク・ミケルセンによって提唱されました。
その後、スウェーデンのベンクト・ニィリエが1969年年にノーマライゼーションの原理を発表したことで、世界的に知られるようになり、現在に至っています。