対麻痺を生じる疾患として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 2
腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)
1不正解
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、全身の筋肉が萎縮してしまい、最終的に寝たきりになってしまう難病ですが、対麻痺は見られません。
よって不正解です。
2正解
腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)
脊髄を損傷した場合、損傷した部位以下に麻痺が起こります。
問題文では腰髄を損傷しているため、対麻痺が症状として起こる可能性が高いのです。
よって正解です。
3不正解
悪性関節リウマチ(malignant rheumatoid arthritis)
悪性関節リウマチは、関節の炎症や腫れ、変形など通常の関節リウマチの症状に加え、血管や心筋にも炎症が起こる難病ですが、対麻痺は見られません。
よって不正解です。
4不正解
パーキンソン病(Parkinson disease)
パーキンソン病は、運動神経の変性によって筋固縮や無動・寡動、振戦などの症状が見られる難病ですが、対麻痺は見られません。
よって不正解です。
5不正解
脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)
脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄の神経に変性が起こることで、歩行時のふらつきなどが起こる難病ですが、対麻痺は見られません。
よって不正解です。