問題 19

ICF(International Classification of Functioning、Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づく環境因子と心身機能の関連を表す記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第32回(2020年) 介護の基本]

すべて見る アイコン

正解は 5

床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

1不正解
電気スタンドをつけて、読書を楽しむ。

ICF(国際生活機能分類)のモデルでは、電気スタンドは「環境因子」、読書は「活動」に該当するため不正解。

2不正解
車いすを使用して、美術館に行く。

ICF(国際生活機能分類)のモデルでは、車いすは「活動」、美術館は「環境因子」に該当するため不正解。

3不正解
聴力が低下すると、コミュニケーションがうまくとれない。

ICF(国際生活機能分類)のモデルでは、聴力は「心身機能」、コミュニケーションは「活動」に該当するため不正解。

4不正解
ストレスが溜(た)まると、活力が低下する。

ICF(国際生活機能分類)のモデルでは、ストレスは「健康状態」、活力は「心身機能」に該当するため不正解。

5正解
床面の性状が柔らかいと、バランスを崩す。

ICF(国際生活機能分類)のモデルでは、床面の性状は「環境因子」、体のバランスは「心身機能」に該当し、環境因子と心身機能の関連を表す記述であるため正解。

アイコン

ポイント解説

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health、国際生活機能分類)とは、健康を構成する要素を分類したもので、2001年にWHO総会で採択されました。「健康状態」「心身機能」「活動」「参加」「環境因子」「個人因子」の6つの領域にわけてご本人の健康状態と目標を把握していきます。

無料で会員登録する