Cさん(75歳、男性、要支援2)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して一人暮らしをしていた。 最近、脳梗塞(cerebral infarction)を起こして入院した。入院中に認知症(dimentia)と診断された。 退院時の要介護度は2で、自宅での生活継続に不安があったため、Uグループホームに入居することになった。 Uグループホームの介護支援専門員(ケアマネージャー)が行うこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解は 2
Uグループホームに入居するときに、認知症対応型共同生活介護計画を作成する。
1不正解
訪問介護(ホームヘルプサービス)を継続して受けるために、Cさんを担当していた地域包括支援センターに連絡する。
グループホームは入所施設であり、在宅者向けの訪問介護は利用できないので不正解。
2正解
Uグループホームに入居するときに、認知症対応型共同生活介護計画を作成する。
グループホームに入居する際に認知症対応型共同生活介護計画を作成するので正解。
3不正解
地域の居宅介護支援事業所に、Cさんのケアプランを作成するように依頼する。
Cさんのケアプランは施設所属の介護支援専門員(ケアマネージャー)が行うので不正解。
4不正解
認知症対応型共同生活介護計画の作成をするときに、認知症(dimentia)があるCさんへの説明と同意を省略する。
認知症のある利用者であっても、書面による説明と同意を得ることは必要なので不正解。
5不正解
日中の活動を充実するために、地域の通所介護(デイサービス)の利用をケアプランに入れる。
グループホームに入居すると通所介護は利用できないので不正解。
ポイント解説
グループホームに入居する際は、地域にある居宅介護支援事業所ではなく、そのグループホームに所属している介護支援専門員(ケアマネージャー)が認知症対応型共同生活介護計画を作成します。計画を作成する際は認知症の有無に関係なく、施設側が利用者に書面による説明を行い、同意を得ることが必要です。なお、グループホームなど介護保険施設に入居している人は、居宅系サービスの訪問介護や通所介護(デイサービス)の併用はできません。