介護福祉職が利用者を仰臥位(背臥位)から側臥位へ体位変換するとき、図に示された力点の部位として、適切なものを1つ選びなさい。
正解は 1
AとC
1正解
AとC
利用者を仰臥位から側臥位に体位変換する場合、Aの肩峰とCの膝頭を力点とするのが適切なので正解。
2不正解
AとD
Dのふくらはぎを力点としても、力が伝わりにくいので不正解。
3不正解
BとC
Bの腹部を力点としても、力は伝わりにくいので不正解。
4不正解
BとD
Bの腹部、Dのふくらはぎは力点としては適さないので不正解。
5不正解
BとE
Bの腹部、Eの足部は力点としては適さないので不正解。
ポイント解説
図中のAは肩峰(けんぽう)、Bは腹部、Cは膝頭、Dはふくらはぎ、Eは足部です。仰臥位(ぎょうがい)から側臥位(そくがい)に体位変換する場合、足の「膝頭」と肩の「肩峰」を力点として「てこの原理」を利用すると、介護する側の負担が少なくて済みます。それ以外の体の箇所を力点にすると、より大きな力が必要となってしまい、介護する側の負担が大きくなるので不適切です。