問題 40

介護福祉職が利用者を仰臥位背臥位)から側臥位へ体位変換するとき、図に示された力点の部位として、適切なものを1つ選びなさい。

[第33回(2021年) 生活支援技術]

すべて見る アイコン

正解は 1

AとC

1正解
AとC

利用者を仰臥位から側臥位に体位変換する場合、Aの肩峰とCの膝頭を力点とするのが適切なので正解。

2不正解
AとD

Dのふくらはぎを力点としても、力が伝わりにくいので不正解。

3不正解
BとC

Bの腹部を力点としても、力は伝わりにくいので不正解。

4不正解
BとD

Bの腹部、Dのふくらはぎは力点としては適さないので不正解。

5不正解
BとE

Bの腹部、Eの足部は力点としては適さないので不正解。

アイコン

ポイント解説

図中のAは肩峰(けんぽう)、Bは腹部、Cは膝頭、Dはふくらはぎ、Eは足部です。仰臥位(ぎょうがい)から側臥位(そくがい)に体位変換する場合、足の「膝頭」と肩の「肩峰」を力点として「てこの原理」を利用すると、介護する側の負担が少なくて済みます。それ以外の体の箇所を力点にすると、より大きな力が必要となってしまい、介護する側の負担が大きくなるので不適切です。

無料で会員登録する