問題 49

自己導尿を行っている利用者に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第33回(2021年) 生活支援技術]

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正解は 1

座位が不安定な場合は、体を支える。

1正解
座位が不安定な場合は、体を支える。

座位が不安定な場合、体を支えるのは適切な対応なので正解。

2不正解
利用者が自己導尿を行っている間は、そばで見守る。

そばで見守るのはプライバシー保護の観点から不適切なので不正解。

3不正解
利用者と一緒にカテーテルを持ち、挿入する。

介護福祉職がカテーテルを持ち、挿入することは認められていないので不正解。

4不正解
再利用のカテーテルは水道水で洗い、乾燥させる。

再利用のカテーテルは水道水で洗った後、消毒液入りのケースで保存するのが適切なので不正解。

5不正解
尿の観察は利用者自身で行うように伝える。

尿の観察は介護福祉職が行って記録する必要があるので不正解。

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ポイント解説

自己導尿とは医師の指導により、自ら定期的に尿道から膀胱にカテーテルを挿し込み、尿を排出する方法のことです。自己導尿を行っている利用者の座位が不安定な場合、介護福祉職は体を支える必要があります。そばで見守るのはプライバシーへの配慮の観点から不適切。カテーテルの挿入は本人にのみ認められている行為であり、介護福祉職が挿入することは認められていません。再利用のカテーテルについては、水道水で内側を洗った後、消毒液の入ったカテーテルケースで保存する必要があり、乾燥させるのは厳禁です。尿の観察は介護福祉職が行い、記録した上で異常があれば担当医に知らせます。

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