問題 75

高齢者の転倒に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

[第33回(2021年) 発達と老化の理解]

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正解は 2

服薬する薬剤と転倒は、関連がある。

1不正解
介護が必要になる原因は、転倒による骨折(fracture)が最も多い。

介護が必要になる原因は、転倒による骨折ではなく認知症が最も多いので不正解。

2正解
服薬する薬剤と転倒は、関連がある。

服用する薬剤と転倒には関連性があるので正解。

3不正解
転倒による骨折(fracture)の部位は、足首が最も多い。

転倒による骨折の部位は大腿骨頸部が最も多いので不正解。

4不正解
転倒の場所は、屋内では浴室が最も多い。

転倒の場所は、屋内だと浴室ではなく階段が最多なので不正解。

5不正解
過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は低くなる。

過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は高いので不正解。

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ポイント解説

1の介護が必要になる原因については、「2019年国民生活基礎調査」において最も多いのは「認知症」で、全体の17.6%を占めています。2については、睡眠薬や降圧剤は服用後にめまいやふらつきが生じるので、転倒との関連性が高い薬です。3の転倒による骨折の部位としては、大腿骨頸部が最も多くみられます。4の転倒の場所については、屋内で多いのは階段です。5については、過去に転倒したことがあるということは、歩行時に足を十分に上げられなくなっていることが考えられるため、再度転倒する危険性は高いといえます。

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