問題 27

介護福祉職が利用者とコミュニケーションをとるときの基本的な態度として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第34回(2022年) コミュニケーション技術]

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正解は 1

上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。

1正解
上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。

上半身を少し相手の側に傾けた姿勢を取ることは、コミュニケーションを取る際の基本姿勢です。よって正解です。

2不正解
利用者の正面に立って話し続ける。

正面ではなく斜め前に立って話すのが適切です。よって不正解です。

3不正解
腕を組んで話を聞く。

腕や足を組んで話すのは適切ではありません。よって不正解です。

4不正解
利用者の目を見つめ続ける。

コミュニケーションの場では時々目線を外すのが適切です。よって不正解です。

5不正解
緊張感が伝わるように、背筋を伸ばす。

自分の緊張感は相手に伝えないことが適切です。よって不正解です。

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ポイント解説

コミュニケーションを取る際の姿勢については、アメリカの心理学者イーガンが提唱した「ソーラー(SOLER)理論」が知られています。

SOLERとはsquare(相手とまっすぐ向き合う)、open(相手に開いた姿勢で接する)、lean(相手の方へ少し身体を傾け寄せる)、eye(相手と目線を合わせる)、relaxed(リラックスして傾聴する)の頭文字をとった略称です。

問題中の5つの設問は、すべてソーラー理論に基づいた出題内容です。

介護福祉職は利用者に対して傾聴の姿勢を取る必要があります。

傾聴は相手が伝えようとすることに心から耳を傾け、聞き取ろうとすることです。

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