介護福祉職が利用者とコミュニケーションをとるときの基本的な態度として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 1
上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。
1正解
上半身を少し利用者のほうへ傾けた姿勢で話を聞く。
上半身を少し相手の側に傾けた姿勢を取ることは、コミュニケーションを取る際の基本姿勢です。よって正解です。
2不正解
利用者の正面に立って話し続ける。
正面ではなく斜め前に立って話すのが適切です。よって不正解です。
3不正解
腕を組んで話を聞く。
腕や足を組んで話すのは適切ではありません。よって不正解です。
4不正解
利用者の目を見つめ続ける。
コミュニケーションの場では時々目線を外すのが適切です。よって不正解です。
5不正解
緊張感が伝わるように、背筋を伸ばす。
自分の緊張感は相手に伝えないことが適切です。よって不正解です。
ポイント解説
コミュニケーションを取る際の姿勢については、アメリカの心理学者イーガンが提唱した「ソーラー(SOLER)理論」が知られています。
SOLERとはsquare(相手とまっすぐ向き合う)、open(相手に開いた姿勢で接する)、lean(相手の方へ少し身体を傾け寄せる)、eye(相手と目線を合わせる)、relaxed(リラックスして傾聴する)の頭文字をとった略称です。
問題中の5つの設問は、すべてソーラー理論に基づいた出題内容です。
介護福祉職は利用者に対して傾聴の姿勢を取る必要があります。
傾聴は相手が伝えようとすることに心から耳を傾け、聞き取ろうとすることです。
