問題 28

介護福祉職によるアサーティブ・コミュニケーション(assertive communication)として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第34回(2022年) コミュニケーション技術]

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正解は 5

利用者の思いを尊重しながら、介護福祉職の意見を率直に伝える。

1不正解
利用者の要求は、何も言わずにそのまま受け入れる。

アサーティブ・コミュニケーションでは、相手の要求に耳を傾ける一方で、自分の意見を伝えることも重要です。よって不正解です。

2不正解
利用者から苦情を言われたときは、沈黙して我慢する。

自分からも意見を主張するのがアサーティブ・コミュニケーションです。よって不正解です。

3不正解
利用者を説得して介護福祉職の都合に合わせてもらう。

アサーティブ・コミュニケーションでは、利用者の意見を尊重することが大事です。よって不正解です。

4不正解
介護福祉職の提案に従うことが利用者の利益になると伝える。

介護福祉職の提案に従わせようとすることは、アサーティブ・コミュニケーションには該当しません。よって不正解です。

5正解
利用者の思いを尊重しながら、介護福祉職の意見を率直に伝える。

利用者(相手)と介護福祉職(自分)の両方を尊重する対応であり、アサーティブ・コミュニケーションに該当します。よって正解です。

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ポイント解説

アサーティブ・コミュニケーションとは、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を相手にきちんと伝えるコミュニケーション方法のことです。

この理論においては、相手の意見を尊重せずに自分の意見だけ伝えることは「攻撃的」、相手の意見だけ尊重して自分の意見を伝えないことは「非主張的」とされ、どちらも不適切なコミュニケーションとされます。

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