老化に伴う感覚機能や認知機能の変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 1
大きな声で話しかけられても、かえって聞こえにくいことがある。
1正解
大きな声で話しかけられても、かえって聞こえにくいことがある。
老化に伴う聴覚変化により、大声で話しかけられると耳に響いて聞こえにくいことがあります。よって正解です。
2不正解
会話をしながら運転するほうが、安全に運転できるようになる。
高齢になると、会話をしながら運転すると注意力が分散されて危険です。よって不正解です。
3不正解
白と黄色よりも、白と赤の区別がつきにくくなる。
老化が進むと、明暗に大きな差がない白と黄色のような色の区別がつきにくくなってきます。よって不正解です。
4不正解
低い声よりも、高い声のほうが聞き取りやすくなる。
老化によって生じる感音性難聴は、高い声ほど聞き取りにくくなります。よって不正解です。
5不正解
薄暗い部屋のほうが、細かい作業をしやすくなる。
老化が進むと、薄暗い部屋では色も形も見えにくくなります。よって不正解です。
ポイント解説
加齢により視覚、聴覚をはじめとする各感覚器官に変化が生じます。
視覚で生じるのは老眼、視野狭窄、明暗の変化への対応に時間がかかる、などです。
聴覚では、高音域が聞こえにくくなる感音性難聴、耳垢塞栓・耳漏によって音全般が聞こえにくくなるなどの症状が生じます。
他にも、平衡感覚や皮膚感覚の低下がみられます。