1960年代のアメリカにおける自立生活運動(IL運動)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 3
自分で意思決定をして生活する。
1不正解
障害があっても障害のない人々と同じ生活を送る。
障害があっても障害のない人々と同じ生活を送るのは、ノーマライゼーションの考え方であるため不正解。
2不正解
一度失った地位、名誉、特権などを回復する。
「一度失った地位、名誉、特権などを回復する」ことはリハビリテーションを意味するため不正解。
3正解
自分で意思決定をして生活する。
障害者が自ら意思決定し、生活することが自立生活運動で主張された考え方であるため正解。
4不正解
医療職が機能回復訓練を行う。
医療職が機能回復訓練を行うことは、医学的リハビリテーションの一部であるため不正解。
5不正解
障害者の社会への完全参加と平等を促進する。
障害者の社会への完全参加と平等を促進するのは、国際連合が掲げた1981年の国際障害者年のテーマであるため不正解。
ポイント解説
アメリカの自立生活運動は、1960年代にカリフォルニア大学バークレー校の学生を中心に展開された。この運動は、障害者が自己決定できるようにするために必要な社会サービスの構築を求めるものであり、「重度の障害があっても自分の人生を自立して生きる」という考えに基づいている。