T字杖を用いて歩行する左片麻痺の利用者が、20cm幅の溝をまたぐときの介護方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 5
またいだ後は、両足をそろえてもらう。
1不正解
杖は左手に持ちかえてもらう。
左片麻痺の利用者が杖歩行する場合には健側の右手で杖を持つため不正解。
2不正解
杖は溝の手前に突いてもらう。
溝をまたぐ場合には、溝の向こう側に杖をついてもらい、健側の足を溝の手前に残して前後を支えながら患側の足を動かす必要があるため不正解。
3不正解
杖は右足からまたいでもらう。
左片麻痺の利用者が溝をまたぐ場合には、患側の左足からまたぐため不正解。
4不正解
遠い方向を見てもらう。
遠い方向を見ると溝が見えずに杖や足が溝にはまってしまう可能性があるため不正解。
5正解
またいだ後は、両足をそろえてもらう。
片麻痺の利用者が溝をまたぐ場合、またいだ後に両足をそろえることで、安定して立っていられるため正解。
ポイント解説
左片麻痺の利用者が20cm幅の溝をまたぐ際には、右手のT字杖で溝をまたぎ、次に患側の左足で、最後に健側の右足でまたぐ必要がある。また、足をまたいだ後は両足をそろえ、視線は足元を確認する。