我が国の社会保障制度の基本となる、1950年(昭和25年)の社会保障制度審議会による「社会保障制度に関する勧告」の内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正解は 2
社会保障制度を、社会保険、国家扶助、公衆衛生及び医療、社会福祉で構成
1不正解
生活困窮者自立支援法の制定の提言
生活困窮者自立支援法は、2015年から施行され、生活困窮者の自立を支援するため、生活困窮者自立相談支援事業や住居確保給付金の支給などの措置が講じられている法律であるため不正解。
2正解
社会保障制度を、社会保険、国家扶助、公衆衛生及び医療、社会福祉で構成
社会保障制度を、社会保険、国家扶助、公衆衛生及び医療、社会福祉に分類したのは、1950年の社会保障制度に関する勧告であるため正解。
3不正解
介護保険制度の創設の提言
介護保険制度は、高齢化による老人福祉・医療制度の限界を打破するために、1990年代から検討され、2000年に導入された制度であるため不正解。
4不正解
保育所の待機児童ゼロ作戦の提言
保育所の待機児童ゼロ作戦は、保育所、保育ママ、自治体単独施策、幼稚園預かり保育などを活用し、受入児童数の増加を図り、待機児童の減少を目指す目的で2001年の閣議決定で展開されているため不正解。
5不正解
介護分野におけるICT等の活用とビッグデータの整備
「ICT」とはInformation and Communication Technology(情報通信技術)」の略称であり、2016年の未来投資会議で議論され、2021年に厚生労働省が介護現場の情報をICT化するシステム(LIFE科学的介護情報システム)を実施し、エビデンスに基づく介護サービスの提供を促進することを目指しているため不正解。
ポイント解説
1950年の社会保障制度審議会による「社会保障制度に関する勧告」(50年勧告)の内容を問う問題である。時代背景も併せて捉えておくと理解しやすい。