問題 96

Kさん(76歳、女性、要介護2)は、介護老人保健施設に入所している。日頃から、「排泄は最期まで他人の世話にならない」と言い、自分でトイレに行き排泄をしている。先日、趣味活動に参加しているときにトイレに間に合わず失禁した。その後、トイレの近くで過ごすことが多くなり、趣味活動に参加することが少なくなった。Kさんを観察すると、1日の水分摂取量、排尿量は変わりないが、日中の排尿回数が増えていることがわかった。

Kさんへの介護福祉職の最初の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

[第35回(2023年) 生活支援技術]

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正解は 4

排泄について不安に感じていることがないかを聞く。

1不正解
日中は水分摂取を控えるように伝える。

高齢者は脱水状態になりやすいため、水分摂取を控えるのは不正解。

2不正解
抗不安薬の処方ができないか看護師に相談する。

抗不安薬の処方は医師の指示がなければ行えないため、介護福祉職の判断で行うのは不正解。

3不正解
トイレに行く姿を見かけたら、同行する。

Kさんに同行しても、問題解決につながりにくいといえるため不正解。

4正解
排泄について不安に感じていることがないかを聞く。

Kさんの排泄に関する不安を聞くことで、具体的な対策を立てて不安を解消することにつながるため正解。

5不正解
積極的に趣味活動に参加するように勧める。

Kさんが趣味活動に参加しなくなったきっかけと思われる失禁について対応しないまま参加を勧めるのは根本的な解決ではないため不正解。

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ポイント解説

排泄に関する障害は身体的・心理的なダメージを与え、社会的な悪影響ももたらすことがある。

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