実行機能障害
実行機能障害は遂行機能障害とも呼ばれており、認知症全般に見られる「中核症状」に分類されます。
一般的には次のような状態がみられます。
- 物事に優先順位をつけられなくなる
- 自分で計画し、行動することが難しくなる
- 自発的な行動が難しくなり、誰かの指示がないと何もできなくなる
- 結果を踏まえて行動することが困難になり、行き当たりばったりになる。
実行機能障害がみられても、サポートがあれば家事などを行うことができる場合があります。
介護をするときは声をかけ、気づきを与える、丁寧に指示する、用具を限定することで選択を狭めるなどの対応を行います

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第29回(2017年) 問題 42
実行機能障害のある利用者への更衣の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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第28回(2016年) 問題 116
次の事例を読んで、問題115から問題117までについて答えなさい。〔事例〕Mさん(71歳、女性)は、仕事を持つ息子と二人で生活している。最近、鍋を焦がすことがあったり、買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1となり、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Mさんは、訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく、テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は、通所介護(デイサービス)を勧めたが、一人で通うことが不安で、利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。Mさんは、訪問介護員(ホームヘルパー)と一緒に調理していたが、最近、途中で動作が止まってしまうことがあった。調理の途中で、動作が止まってしまうMさんへの支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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