終末期
近い将来に死が訪れる終末期には、身体的・精神的苦痛を緩和するため、看取りの介護が必要になります。
かつては介護施設の入居者が終末期を迎えた場合、病院への入院が一般的でした。
長く生命を維持する延命治療が重視されていたのです。
しかし近年では、「その人らしい最期の時間を過ごせることが大事」であるとの価値観が普及。
そうした社会状況を受け、2006年4月の介護報酬改定時に「看取り加算」が追加され、施設で看取りを行う介護施設を評価する仕組みが導入されました。
看取り介護においては、入居者の家族と本人に容体に関する情報を共有し、看取り介護計画書に対する同意をもらう、家族に最期の瞬間を本人と共に過ごしてもらうなどの対応が行われます。

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第31回(2019年) 問題 58
介護老人福祉施設で最期まで過ごすことを希望する利用者への対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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第30回(2018年) 問題 59
終末期にある利用者を施設で看取る家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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第28回(2016年) 問題 59
終末期で食欲が低下してきた利用者の食事介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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第27回(2015年) 問題 59
Aさん(80歳、男性)は、自宅で妻と二人暮らしである。糖尿病(diabetes mellitus)で通院していた。2年前、肺がん(lung cancer)が発見され、抗がん剤による治療を行っていたが、数か月前から効果が少なくなり中止した。骨転移(bone metastasis)による痛みがあり、麻薬性鎮痛剤を使用している。Aさんは、「できるだけ家で暮らしたい」と希望している。寝ていることが多いが、トイレには伝い歩きで行くことができる。食欲はなく、食事を残すことが多い。妻は訪問介護員(ホームヘルパー)にAさんの日常生活について不安を訴えた。妻への訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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第27回(2015年) 問題 60
介護老人福祉施設で臨終期にある人の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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