クローズドクエスチョン
「はい」か「いいえ」など、あらかじめ答えの選択肢が決まっている質問を指します。
会話が一方的になりがちですが、相手が混乱してうまく言葉にできないようなときに有効です。
介護の現場では、重度の認知症を発症している方とのコミュニケーションに活用されます。
認知症が進むと、思ったことを自由に発言するオープンクエスチョンでは、なかなか会話が進みません。
答えが限定されているクローズドクエスチョンなら相手も混乱することなく、比較的スムーズに会話を進めることができます。

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第30回(2018年) 問題 29
Kさん(75歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して、1か月間入院した後、介護老人保健施設に入所した。Kさんは重度の運動性失語症(motoraphasia)のため、自分から話すことはなかった。入所して2か月ほど過ぎた頃、Kさんは、少しずつ言葉が話せるようになった。ある日の午後2時頃、介護福祉職に向かって、「お茶、いや、違う、お、お、違う、ええと」と話し始めたが、伝えたい言葉が見つからないようで、もどかしそうであった。この時のKさんへの介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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