傾聴・受容・共感
傾聴・受容・共感とは、他人とコミュニケーションをとるうえで欠かせない3原則のこと。
介護の現場でも利用者との会話で重要視されています。
傾聴は相手の話をただ聞くだけでなく、相槌をうったりしながら「きちんと聞いている」ことを表現しながら聞くこと。
受容は相手の状況をありのままに受け止め、その価値観を尊重しながら次の対応を考えていく手法です。
また、相手の状況を想像し、嬉しかったことや辛かったことに共感しながら話を聞くことで、信頼関係や安心感が生まれます。

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第29回(2017年) 問題 1
Aさん(78歳、女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovasculardisorder)による左片麻痺で、杖を使って歩行し、自力で移動していた。Aさんは、廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くことができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、Aさんは歩くことを拒み、現在でも車いすでの移動を続けている。Aさんは徐々に口数も少なくなり、「歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまう」と言い、何に対しても消極的な様子がみられた。 Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
第29回(2017年) 問題 1
Aさん(78歳、女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovasculardisorder)による左片麻痺で、杖を使って歩行し、自力で移動していた。Aさんは、廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くことができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、Aさんは歩くことを拒み、現在でも車いすでの移動を続けている。Aさんは徐々に口数も少なくなり、「歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまう」と言い、何に対しても消極的な様子がみられた。 Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 27
受容の説明に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 27
受容の説明に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 31
Lさん(75歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)と診断されて、担当のM介護福祉職(男性)を、既に亡くなった自分の夫であると認識している。何か心配なことがあると、M介護福祉職を探し出して、「お父さん聞いて…」と不安そうな表情で話してくる。不安そうな表情で話すLさんへの、M介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 31
Lさん(75歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)と診断されて、担当のM介護福祉職(男性)を、既に亡くなった自分の夫であると認識している。何か心配なことがあると、M介護福祉職を探し出して、「お父さん聞いて…」と不安そうな表情で話してくる。不安そうな表情で話すLさんへの、M介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 32
Aさん(97歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。最近、衰弱が進んで水も飲めなくなり、「もう、逝ってもいいんだけどね」とつぶやくことが増えた。 ある日、夜勤の介護福祉職がAさんの様子を確認しようとベッドに近づくと、Aさんが目を開けて、「お迎えはまだかしらね」と穏やかな顔で言った。 Aさんの発言に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 32
Aさん(97歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。最近、衰弱が進んで水も飲めなくなり、「もう、逝ってもいいんだけどね」とつぶやくことが増えた。 ある日、夜勤の介護福祉職がAさんの様子を確認しようとベッドに近づくと、Aさんが目を開けて、「お迎えはまだかしらね」と穏やかな顔で言った。 Aさんの発言に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 35
Bさん(87歳、女性)は夫(90歳)と二人暮らしである。Bさんには持病があり、夫は脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症による軽い右片麻痺で、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。Bさんと夫は苦労して手に入れた自宅に愛着を感じており、以前から、「死ぬならこの家で」と話していた。ある日Bさんは、「この家で死にたいと思っていたけど、いつまで二人で暮らせるか…」と打ち明けた。話を聞いた訪問介護員(ホームヘルパー)がBさんにかける言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
第30回(2018年) 問題 35
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