呼吸機能障害
呼吸器の機能障害により、日常生活が制限される状態を指します。
重度だと呼吸困難のためほぼ歩行ができない状態になります。
また、呼吸機能障害の場合には、日常生活において以下の点に留意します。
- 歩き方・・・呼吸と歩行のリズムを合わせる。階段を上るときには身体に負担がかかるため、速度を落とす。
- 食事・・・胸を圧迫すると息苦しくなるため、背筋を伸ばすようにする。食べ物を飲み込むときに息が切れやすくなることから、分割して食事する。
- 起床・・・急に起き上がらない。呼吸を整えて息を吐きながら起床する。息苦しい場合は、側臥の姿勢から肘を使って体を起こす。
- 着替え・・・前屈みにならないように椅子などを使用して着脱を行う。腕を上げる動作は息が切れやすくなるため、腕をあげる場合には息を吐いて、呼吸を整える。
- トイレ・・・排便時には息を止めず、息を吐きながら力む。便秘を予防するため、水分や食事の工夫をする。洋式だと和式よりも息切れが起こりにくい。
- 入浴・・・入浴時には、椅子を置いて体を洗う。湯船をまたぐときには呼吸を整える。胸部に水圧がかからないように、半身浴程度の湯量にする、あるいは浴槽内で椅子を使用する。

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