【動画】車椅子移乗を片麻痺の方が行うときは健側を軸にする

片麻痺の方が移乗する際は、健側を軸に身体の向きを変えよう

脳梗塞の後遺症等で片側に麻痺がある方を介助する際は、身体の動きに左右で違いがあることに気を付けなければなりません。特に移乗は、健側(麻痺のない側)から乗り移れるよう、車椅子を置く位置も重要となってきます。実際に移乗する際、介助者は、転倒を防止するため、必ず転倒リスクの高い患側(麻痺のある側)から介助します。この動画では右半身に麻痺がある方を想定していますが、左半身麻痺の方には、動画とは左右反対の立ち位置で介助をするようにしてくださいね。

ボタンをクリックでチャンネル登録!最新動画の公開情報が届きます!

更新

安全に移乗するための準備

浅く座る様子イメージ

立ち上がりやすくするため、ベッドに浅く腰掛けてもらいます。介助者は、患側を介助します。身体を傾けることで浮いたお尻を、手前に引きます。
(00:15〜00:24)

足を引く様子イメージ

立ち上がる前に、両方の足の裏が床にしっかりついていることを必ず確認しましょう。健側の足を手前に引くと、踏ん張りがきいて立ち上がりやすくなります。患側の膝の角度は90度くらいが理想です。
(00:25〜00:27)

アームサポートを掴むイメージ

手前ではなく、遠い方のアームサポートに掴まってもらいます。そうすることで、立ち上がりからスムーズな流れで、身体の向きを転換できるようになります。
(00:27〜00:31)

立ち上がる時の3つのポイント

膝を支えている様子イメージ

患側の膝が折れてしまわないように、介助者が支えます。立ち上がった後も、もしものときに備えて患側から離れないようにしましょう。
(00:32〜00:34)

頭を下げている様子イメージ

お辞儀をするように頭を下げると、お尻が浮いて立ち上がりやすくなります。片麻痺の方の場合、力を入れることができるのが健側だけなので、自然な立ち上がりを意識してより楽に移乗したいですね。
(00:34〜00:37)

健側を軸に向きを変える様子のイメージ

健側の足を軸に身体を回転させます。このとき、健側の手は遠い方のアームサポートに掴まっているので、身体の向きを変える動きを邪魔しないのです。
(00:37〜00:43)

移乗後の注意点

フットサポートを戻す様子のイメージ

座面に座れたとしても、座りが浅いままだと車椅子ごと転倒する危険性があります。深く座れていることを確認してから、フットサポートに足を乗せてもらいましょう。
(00:43〜00:51)

ポイント

片麻痺の方の方向転換は、健側を軸に!

猫キャラクター

ボタンをクリックでチャンネル登録!最新動画の公開情報が届きます!

「移乗介助」の動画一覧