【動画】片麻痺の方の階段昇降は”足を出す順番”が肝心

理由をしっかり理解して、順番を覚えましょう!

片麻痺の方が階段を登り降りするときに気をつけなくてはならないのが、足を出す順番です。階段を登るときは健側(麻痺がない側)の足から、降りるときは患側(麻痺がある側)の足から踏み出すことが原則と言われています。しかし、今までの習慣から、誤った順番で登り降りを行ってしまう方もいるのではないでしょうか。登り降り動作のポイントは、健側の足がどのような働きを担っているのか、ということ。患側の足から降りるとき特に恐怖心を抱くものですが、そんな方も“なぜ”を理解すれば、正しい順番が習慣になるはずです。

ボタンをクリックでチャンネル登録!最新動画の公開情報が届きます!

更新

杖→健→患の順番で登る

杖をついている様子

ひとつ上の段に杖をつく

まずは、杖を一段上につきます。階段で転ぶと大変危険ですので、ひとつずつの動作を焦らずに行ってくださいね。
(00:11~00:25)

健側の足を出している様子

健側の足から登る

次に出すのは健側の足。「登るときは良いほうから」と覚えましょう。
(00:26~00:27)

患側の足を登らせている様子

患側の足を上の段に乗せる

健側の足を軸にして、患側の身体を持ち上げましょう。健側から登ることにこだわるのは、このためです。患側の足が、かかとまでしっかりと階段に乗っているかどうかも確認してくださいね。
(00:28~00:31)

登るときの注意点

身体が持ち上がらない様子

患側から登らない

患側には麻痺や痛みがあります。そのため、患側の足には健側の身体を持ち上げるような力はありません。無理をすると転倒してしまう可能性もあるので、「健側から登る」という原則を守りましょう。
(00:35~00:44)

ななめ後ろから介助している様子

介助者はななめ後ろから

介助者がいる場合は、常に患側に立つようにしましょう。また、後ろに立つことで、バランスを崩して倒れそうになったときもすぐに支えることができます。
(00:45~00:51)

杖→患→健の順番で降りる

杖を降ろす様子

杖を一段下に振り降ろす

降りるときも、杖が最初です。体重をしっかりとかけられる位置に杖先を移動させましょう。
(01:04~01:15)

患側の足を降ろす様子

患側の足を降ろす

降りるときは患側の足から。少し怖いかもしれませんが、健側の足で踏ん張り、患側の足をゆっくりと降ろすことができるのです。「降りるときは悪いほうから」と覚えましょう。
(01:16~01:17)

健側の足を降ろす様子

健側の足を降ろす

患側の足がしっかりと着地していることを確認してから、落ち着いて次の動作に進みましょう。杖に体重をかけながら、健側の足も降ろします。
(01:18~01:20)

降りるときの注意点

膝折れしている様子

健側から降りない

健側の足から降りようとすると、患側の膝がガクンと曲がってしまう危険性があります。これは、患側の足では身体を支えきれないため起きること。患側から降りるほうが、杖と健側の足で身体を支えられるので安全だとわかります。
(01:25~01:32)

ななめ前から介助している様子

介助者はななめ前から

介助者は、患側から介助を行うことが原則。降りるときは、やや前方から介助するとより安全性が高まりますよ。
(01:33~01:37)

ポイント

登るときは健側から、
降りるときは患側から足を出す

猫キャラクター

ボタンをクリックでチャンネル登録!最新動画の公開情報が届きます!

「移動介助」の動画一覧