【動画】片麻痺の方の着脱は”脱健着患”が鉄則

介助の仕方を工夫すれば、残存機能を活用することができる!

“脱健着患”という言葉がありますよね。これは特に片麻痺の方など、“どちらかの手足が不自由な場合は健側(麻痺がない側)から脱ぎ、患側(麻痺がある側)から着るべし”という着脱の原則でした。着脱が比較的簡単な前開きの衣服ですが、最近では便利なマジックテープタイプのものも売られています。また、ボタンエイドといった自助具を使うと、着脱がより楽になりますよ。お気に入りの服を着て、気持ち良く過ごしてもらいたいですね。

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更新

安定した姿勢で着替える

安全な姿勢のイメージ

着替えを行う前に、足がしっかり床についている状態かを必ず確認しましょう。また、転倒に備えて介助者は患側に立つようにしてください。
(00:07〜00:14)

脱ぐ時は健側から

ボタンを外す様子

身ごろがぴんと張った状態であれば、片手でもボタンを外すことができます。ゴムバンドで裾を引っ張ったり、ボタンを穴に通したりする自助具もありますよ。用途に合った自助具を上手に活用できると良いですね。
(00:15〜00:20)

上着の健側から脱ぐ様子

“脱健”の言葉通り、健側の袖から脱いでいきましょう。肘を後ろに引くと脱ぎやすくなりますよ。
(00:24〜00:29)

患側の袖を脱いでいる様子

患側の袖は脱ぎやすくなっているので、自力で脱いでもらうと良いでしょう。介助は最低限にとどめることも大切なことです。
(00:31〜00:36)

着る時は患側から

迎え袖のイメージ

患側の袖は最初にたぐっておきましょう。そうすることで、もたつかずに手首を通すことができます。このとき、片手で患側の手を持ちながら、もう片方の手で袖を通すことを「迎え袖」と言います。
(00:42〜00:53)

患側の袖を通す様子

健側の腕は自由がききやすいので、一番最後に通します。このとき、袖ぐりを通しやすい位置まで持っていくいと良いでしょう。
(00:59〜01:02)

ボタンをとめる様子

ボタンをとめるときも、身ごろがぴんと張った状態にします。
(01:07〜01:18)

着心地にも注意を

シワを伸ばしているイメージ

上衣のシワを伸ばすところまで介助してくださいね。健側の手が届く範囲は自力で直してもらいます。できるだけ残存機能を活用しましょう。
(01:20〜01:30)

ポイント

「脱健着患」…
脱ぐ時は健側から、着る時は患側から

猫キャラクター

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