【アイデア紹介!】老人ホームの出し物は手品やダンスが盛り上がる

この記事では、老人ホームで行われる出し物のアイデアと注意点を紹介します。最も気を配りたいのは、「入居者が本当に喜んでくれるかどうか」という点。この点への配慮が欠けると、演じている側の達成感は得られるものの、見ている側の満足感が得られなくなってしまいます。この記事を活用して、出し物の時間を観る側も観られる側も満足できるものにしてくださいね。 もっと見る
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老人ホームの出し物で気を付けたいこと

両手をあげて笑っている女性と、頭に疑問符を浮かべる高齢の夫婦

敬老会やクリスマス会など、老人ホームでイベントを行う場合は職員が出し物をすることがあります。

入居者を楽しませて笑顔にすることが目的の出し物は、人前に出るのが得意な職員が率先して取り組む場合も多いですよね。

そんな出し物ですが、企画やネタを考えるときに注意すべきポイントがあります。

それは、観客は基本的に高齢の入居者であるということです。

例えば演劇の出し物をやっていて、劇中でお笑いのギャグをやったとします。
それが高齢者にもわかるような定番のものなら良いですが、若い人にしかわからないようなものだと、見ている入居者はキョトンとするでしょう。

また、入居者のなかに視力が低い人がいる場合は、小さなトランプを使ったマジックを行っても、何をやっているのかわかりません。

出し物は、高齢者が見聞きして理解できる内容にすることがとても重要です。
セリフが必要な出し物のときはアクションを大きくし、ゆっくりと聞こえやすいように話しましょう。感染症対策としては、マイクを使う・セリフを紙に書いて見せることもおすすめです。

おすすめしたい人気の出し物8選

1.歌・楽器演奏

歌を歌う高齢の男性と笑顔の若い女性と笑顔の高齢の女性

歌や音楽は観ている側にとってわかりやすく、入居者に最も喜ばれる出し物です。

また、普段は人前で何かをすることにあまり慣れていない職員でも、みんなで歌う、あるいは演奏するということならそれほど抵抗なくできるでしょう。

ポイントはどんな曲を選ぶかということ。
聴いている側は高齢者ですから、その年代にあった楽曲を選ぶ必要があります。

喜ばれる歌として定番なのは、『青い山脈』『ふるさと』『りんごの唄』『荒城の月』『東京ブギウギ』『北国の春』など。
高齢者には演歌が好きな方も多いですが、歌い方が難しいため、素人でも歌える往年の流行歌がおすすめです。

楽器の演奏をする場合は事前に練習を行わなくてはならないので、あまり難しい曲や楽器を選ぶのは避けましょう。

感染症対策の点から、歌を歌う際のマスクの着用・マイクの消毒・入居者同士で距離を保つ・換気をしながら短い時間で行うことで、安心して楽しむことができます。

ちなみに、歌や楽器演奏など、音楽が介護にとってどれくらい力を持っているかについて書いた記事、「介護予防にもつながる!?歌声ピアニストが教える「うたごえ」の魅力と音楽が持つ人を元気にする力~後編~」もあわせて読んでみてください。

2.ダンス

笑顔の高齢の男性と、笑顔の高齢の女性と、3種類の音符

踊りや音頭も定番の出し物のひとつです。
踊っている職員に対して入居者がみんなで手拍子を打つと、会場に一体感が生まれ、楽しさも増します。

こちらも歌と同様、人気アイドルが踊るようなダンスは控えてください。
高齢者の方がゆっくりと手拍子できるようなものがおすすめです。

その地域に古くから伝わる民謡や踊りを披露すると喜ばれやすいでしょう。
あるいは最近の曲でも、氷川きよしさんなど高齢者に人気のある歌手の楽曲であればウケが良いはずです。

3.マジック(手品)

スーツ姿の若い男性が、マジックで使用する指輪について話している

マジックも観ているだけで楽しめるので人気があります。

「マジックなんて、素人の職員にできるのかな…」と思われるかもしれません。
しかし、タネをみれば「なんだ」と思える単純な仕掛けのものが多く、ちょっと練習するだけで誰でもできるものがたくさんあります。

ネット上で検索するとネタをいくつも調べることができるので、ぜひチェックしてみてください。

少しくらいネタがばれそうになっても、あるいは振る舞いがわざとらしくなっても一生懸命な姿を見ることで多くの入強者は喜んでくれます。
マジック自体には失敗しても、それを笑いにできれば出し物としては大成功ですよ。

4.箱の中身は何だろな?

頭に疑問符を浮かべる高齢の女性と鍋のふたとトマトとおたま

「箱の中身は何だろな?」は、穴が開いた箱に手を入れ、感触だけで箱の中身を当てるというゲームです。

観客側の箱の面を外して、見ている側からは箱の中がわかるようにすると、いっそう盛り上がります。

たわしやぬいぐるみ、鍋の蓋などを入れるのが定番ですね。

職員が手を入れるのも良いですが、入居者に参加してもらうのもおすすめです。
1人ずつやるのではなく3人くらいが同時にできるようにして、最初に中身を当てた方に景品をあげるというのもひとつの方法です。

5.クイズ○○人に聞きました

クイズを出す若い介護職員の女性と、答えが思い浮かんだ高齢の女性

入居者にアンケートを取り、最も多かった回答を当ててもらうというゲームです。
事前にアンケートを取る必要がありますが、意外な回答があったりして、企画する側も楽しめます。

事前にアンケートを行う手間はありますが、問題は10問以上あるといいですね。
「食事のメニューで一番好きなものは?」「一番楽しみにしている行事は?」など、入居者誰もが理解できる内容にすると盛り上がります。

6.劇・お芝居

ガッツポーズを浮かべる二人の若い女性と腕を組んで笑顔の高齢の男性

高齢者に人気がある出し物が、劇やお芝居です。

劇の演目を選ぶとき、桃太郎などの昔話や、水戸黄門などの時代劇だと高齢者にも馴染みがあるので、すぐにどんなお芝居が理解してくれるでしょう。

演じる方は、オーバーリアクションで行うのがポイントです。

オリジナルで脚本を書く場合は、悪人を成敗するわかりやすい勧善懲悪のストーリーがおすすめです。

老人ホームの職員全員が役を持つようにすると、入居者が演技後に話しかけてきてくれるきっかけにもなりますよ。

7.ものまねショー

歌を歌う若い男性と歌を聞いて楽しそうにしている高齢の男性

歌手だけでなく、スポーツ選手、俳優などの有名人や芸能人のものまねも出し物として喜ばれます。

似ていなくても、まずはやってみることが大切です。

恥ずかしがらずに楽しんでものまねをすることができれば、見ている皆さんもきっと盛り上がるでしょう。

注意したいのは、今流行している芸人さんのものまねをしても、高齢者には理解できず場が白ける可能性が大いにあるということ。

あくまでも一番楽しむのは高齢者の方です。

そこを忘れないようにして、ものまねをする相手を選んでくださいね。

記念写真は入居者に好評

色とりどりのフラッグの下で笑顔の三人の高齢者

入居者が一堂に会したイベントであれば、思い出として残せるように記念写真を撮っておきましょう。
ちょっとしたことですが、「みんなで写真を撮る」ということを嫌がる人はほとんどいません。

写真を撮っておくことで、「楽しくて良いイベントだった」「イベントが大成功だった」というイメージが入居者・職員の間で残ります。

出来上がった写真は、後日皆さんにお渡ししましょう。
館内の掲示板などに飾っておくのも良いですね。

入居者に渡すときは、ただ写真だけを渡すのではなく、「当日は楽しかったですね」「〇〇さんの笑顔、素敵でした」など、メッセージを書いて一緒に贈ると喜ばれます。

なお、メッセージをつける場合は、短い文でかまいませんので、手書きで書くようにしましょう。
受け取った側は「わざわざ手で書いてくれたんだ」と感動してくれるはずですよ。

「記念写真」と「メッセージが書かれた手紙」という2つの手間をかけるだけで、参加した皆さんは本当に喜んでくれます。

入居者も職員も楽しめる時間を!

イベントでの出し物の候補はたくさんありますが、まずは感染症対策をしっかりと考えること。

そのうえで大切なのは、出し物の内容よりも、入居者に楽しんでもらうことです。

どのような出し物でも、楽しんでもらえるようベストを尽くすことが大事です。
軽い気持ちでやっていたら、観ている側にもそれが伝わり、イベントは盛り上がりません。

また、職員には20代の方も多いですが、出し物の内容は高齢者の方が観てもわかるものにしましょう。

出し物をするにあたっては、日常業務の合間に練習を行う必要もあります。
各施設では忙しい日々が続いているでしょうから、あまり無理をしないようにすることも大切です。

他の人はこちらも質問

敬老会は何をやる?

敬老会で人気のある出し物はダンスやクイズ、ビンゴ大会などです。ダンスは見ている人も手拍子や声かけなど、一緒に参加しやすいのが魅力的です。クイズやビンゴ大会は景品があると大いに盛り上がります。

老人ホーム七夕行事は何をする?

七夕では彦星や織姫、星など、七夕に関係するものを折り紙などで作成し、施設内に飾り付けをします。
また短冊を用意して、入居者に願い事を書いてもらうのも多くの施設で行われています。職員が飾り付けをすべてするのではなく、入居者も折り紙を折ったり、貼り付けたりして準備から一緒に楽しむのもおすすめです。

老人ホームではクリスマス会で何する?

クリスマス会ではケーキを食べたり、クリスマスソングを歌ったりして賑やかに過ごします。クリスマスツリーやそのほかの飾り付けは入居者と一緒にすることで、入居者の手指のリハビリにもなります。ゲームやプレゼント交換なども行うと、さらに盛り上がるでしょう。

老人ホームでは何をしている?

老人ホームでは起床、ご飯、レクリエーション、就寝など時間が決まっています。
しかし、入居者同士のコミュニケーションや、趣味を楽しむなど自由に過ごせる時間も多くあります。入浴は曜日や午前午後で分けている施設が多いため、事前に確認しておくと入浴のスケジュールが把握しやすいでしょう。