【2020最新版】主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)の給料を年齢、職場、地域ごとに徹底解説!

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ケアマネジャー(介護支援専門員)がさらなるキャリアアップのために目指すのが、主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)という職種です。介護分野の専門職では、上位に位置する資格の一つです。

この資格を取得して主任ケアマネジャーとして働く場合、どのくらいの給料アップや待遇の向上が期待できるのでしょうか。

この記事では、主任ケアマネジャーの給与について、実際の月収・年収の額や都道府県別にみた場合の収入の差、さらに雇用形態別や勤務先施設によって生じる収入の違いなどについて詳しく解説します。

将来的に主任ケアマネジャーの取得を考えている方、あるいはこれから介護分野で働こうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

主任ケアマネジャーの給料(月収・年収)

主任ケアマネジャーの初任給

ケアマネジャーの初任給は、『平成28年賃金構造基本統計調査』によると男性が約21万円で女性が約18万円です。地域ごとにみると、東京都内であれば19~25万円前後、地方の場合だと18万円前後と言われています。なお、こちらは基本給に資格手当および処遇改善手当などを加えた金額です。

一方、主任ケアマネジャーの初任給のみを抽出したデータはありません。ケアマネジャーは、通常、経験を積むごとに基本給が上がります。主任ケアマネジャーの場合も、同様の傾向があると考えられます。ケアマネジャーとして収入アップを考えるなら、主任ケアマネジャーを目指すのが一般的な選択肢です。

ケアマネジャーの給料について詳しく知りたい方は、「ケアマネジャーの給料を年齢、職場、都道府県ごとに徹底解説!」をご参照ください。

手取りは額面給料の7~8割

手取りは額面給料の7~8割

各種データを参考にして換算すると、ケアマネジャーの額面給料は23万円前後です。その上位資格である主任ケアマネジャーであれば、勤務先により資格手当などでもう少し高くなることが考えられます。

通常、手取りは額面給料の7~8割です。主任ケアマネジャーの手取りは、平均で毎月20万円前後になると予想されます。

主任ケアマネジャーのボーナス

『令和元年賃金構造基本統計調査』によると、ケアマネジャー全体のボーナスの平均値は、事業所の規模が10~99人以上の場合では年間62万5,700円、100~999人の事業所では75万7,100円です。

主任ケアマネジャーのボーナスも、こちらとほぼ同等の水準になると推測されます。全体として、事業所の規模が大きくなるほど、ボーナスの額も高くなる傾向があります。

年齢別、男女別の平均給与

ケアマネジャーの平均月収を年齢・男女別にみると、以下のようになっています。

年齢別、男女別の平均給与

全体として、女性よりも男性の方がやや給与額は高くなっています。こちらはケアマネジャーのデータですが、主任ケアマネジャーもほぼ同水準で推移すると考えられます。

勤続年数ごとの収入差

ケアマネジャーの勤続年数と給与額の関係について、事業所の規模10人以上に勤務している場合だと以下のようになっています。

勤続年数ごとの収入差

こちらも主任ケアマネジャーを含めたケアマネジャー全体のデータではあります。主任ケアマネジャーに限定した場合も、こちらに準ずる金額になると推測されます。

他職種との給料差

厚生労働省の『平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果』によると、介護業界の主な職種の月給は、介護職員が30万970円、看護職員が37万2,070円、生活相談員・支援相談員が32万1,080円、事務職員が30万7,170円です。

同報告書で算定されているケアマネジャーの月給額は35万320円。介護職員よりも約5万円、事務職員よりも約4万高い水準であることがわかります。

雇用形態別の収入一覧表

正社員の場合

「みんなの介護求人」で募集されている主任ケアマネジャーの正社員を対象とする求人情報では、募集要項に記載されている月給額は概ね25万円~37万円です。

介護職員や事務職だと10万円台からの募集も多いですが、主任ケアマネジャーは多くの求人が月給25万円以上の条件で募集をかけています。ただし、中には20万円からと幅を持たせている場合もあり、勤務先によって給与条件は大きく変わると考えて良いでしょう。

アルバイトの場合

「みんなの介護求人」における主任ケアマネジャーのアルバイト募集の要綱をみると、時給は1,400円以上のものが多くなっています。一般のケアマネジャーは時給840円からで設定されている場合もあるため、主任ケアマネジャーの方が条件的に良くなります。

勤務先によっては、1,700~1,800円ほどの時給も望めます。ただし、高時給で勤務するには、働く側にも相応の経験や実績が必要です。

契約社員の場合

同様に、「みんなの介護求人」で主任ケアマネジャーの契約社員に対する募集要項をみると、条件として提示されている月収額は18~36万円と幅広く設定されています。地域包括ケアセンターなどの施設での募集だと、26万円~30万円ほどです。

契約社員の場合も、勤務先の規模や収支状況、そして応募する人材の経験・実績などによって待遇は大きく変わるのです。

都道府県別の給料

都道府県別の給料

給料が高いのは東京都

主任ケアマネジャーの給与額が高い都道府県の第1位は、東京都です。事業所によって大きく変わりますが、25万円~30万円ほどで募集をかけている施設が多く見受けられます。

人口過密地域が多いために高齢者人口も多く、ケアマネジメントのプロである主任ケアマネジャーへのニーズは高くなっています。

給料が安いのは北海道

一方、主任ケアマネジャーの給与額が低い都道府県第1位は北海道。こちらも勤務先によって金額は変わってきます。

求人で提示されている給与額として多いのは月収で21万円~28万円ほど。安いところだと15万円からの場合もあります。

働く企業・施設ごとの平均給与額

居宅介護支援

居宅介護支援事業所の主任ケアマネジャーの場合、「みんなの介護求人」の募集条件として提示されているのは、概ね月給25万円~30万円です。

低い場合だと23万円前後、高い場合だと35万円前後の募集もあります。特に東京都や神奈川県など人口の多い都市部では、比較的良好な待遇になっていいます。

地域包括支援センター

地域包括支援センター

地域包括ケアセンターの主任ケアマネジャーだと、「みんなの介護求人」の募集条件として多い給与額は、21万円~35万円ほどです。勤務先となるのは、自治体から委託を受けて地域包括支援センターを運営している社会福祉法人や医療福祉法人などが多くなっています。法人によっても給与条件は大きく違います。

介護付き有料老人ホーム

介護付有料老人ホームで主任ケアマネジャーが働く場合、「みんなの介護求人」における各施設の募集要項を見ると、概ね月給20万円~27万円ほどでの募集となっています。アルバイトで主任ケアマネジャーを募集していることも多く、その場合、時給は900円~1,200円ほどです。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームの主任ケアマネジャーとして勤務するケースでは、「みんなの介護求人」での募集条件は、25~30万円ほどです。17万円~38万円と幅広い条件を提示している施設もあり、応募者の経験・実績を加味したうえで給与額を決める施設が多いと考えられます。

主任ケアマネジャーが今後さらに給料を上げるには?

スキルを磨く

スキルを磨く

ケアマネジャーの仕事は、経験を積めば積むほどスキルが向上します。実務経験の年数が長いケアマネジャーほど、スキルも高いと判断されるので、給与額は高くなるのが一般的です。

主任ケアマネジャーの資格取得には実務経験が5年以上必要ですが、それ以上の経験をどのくらい持っているかによって、給与条件は大きく変わってくると言えます。

管理者にキャリアアップする

勤務先でキャリアアップを目指し、管理職に就くことで給料はアップします。管理職は責任が大きくなるものの、役職手当がつきますので、一般職員よりも給与額は高くなっています。

居宅介護支援事業所の場合は、事業所の管理者を主任ケアマネジャーの有資格者に限定するという方針がすでに決まっています。

2027年3月31日までは経過措置となっていますが(2021年3月31日時点において、主任ケアマネジャー以外が管理者となっている事業所が経過措置対象)、主任ケアマネジャーは今後さらに管理職を目指しやすい立場になるので、それだけ給与アップも実現しやすくなるでしょう。

転職する

現在の勤務先で給料アップが望めない場合、思い切って転職に踏み切るのも一つの方法です。

日々に行う業務内容が全く同じであっても、職場となる事業所が違うだけで給料がアップすることもあります。特に、運営法人の規模が大きく、収支状況が安定している場合は待遇が良好であることが多くなるので、転職により給与額アップが期待できるでしょう。