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ソーシャルワーカーとは?必要な資格やなるための職種を一覧で解説

日常生活を送るうえで問題を抱えている人とその家族に、助言や支援を行うのが「ソーシャルワーカー」です。生活相談員やケースワーカーなど働いている場所によって呼び方が変わるので、イメージがつかみにくい専門職とも言えます。 この記事ではソーシャルワーカーの仕事内容や勤務先、資格の取得方法、平均給料、将来性などについて、詳しくご紹介します。 「地域に住む高齢者や困っている方をサポートしたい」「地域社会に貢献したい」と考え、ソーシャルワーカーの仕事に興味を持っている人は、ぜひ読んで参考にしてください。

ソーシャルワーカー(SW) とは

ソーシャルワーカーとは、心身機能の低下などが理由で生活に問題を抱えている方およびその家族に対して、適切なサポートを行う専門職です。一般的には国家資格である社会福祉士あるいは精神保健福祉士を指しますが、必ずしもこれらの資格が必要ではありません。

また、ソーシャルワーカーという職種の大きな特徴の一つが、就労場所によって呼称が変わるという点です。例えば、介護施設で働く場合だと「生活相談員」、病院に勤務しているなら「医療ソーシャルワーカー」、勤務先が学校であれば「スクールソーシャルワーカー」と呼ばれます。

以下ではソーシャルワーカーの役割や定義、倫理綱領、1日のスケジュール、そしてソーシャルワーカーとして働くことのやりがいや楽しさについて解説します。

1.役割・定義

ソーシャルワーカーの役割・定義

ソーシャルワーカーの役割とは、地域に住んでいる方の日常生活におけるさまざまな不安を取り除くための助言や支援を行うことです。

老いや貧困や病気など、普段の生活でどのような困難に直面しているかは、人によって異なります。ソーシャルワーカーは特定の地域内で困っている人たちに対して、現行の法律・制度を活用する方法を模索し、助言するのがその主な仕事です。

また、既存の制度や公的サービスによって対応できない問題が生じているなら、行政に対して新制度・サービスを創出するよう働きかけ、新たな解決策をつくり上げるという役割も担います。

地域内に制度やサービスを新たに導入するという場合、政治家や役所の職員などをイメージする方が多いかもしれません。しかし、ソーシャルワーカーもまたその一翼を担っているわけです。

2.倫理綱領

ソーシャルワーカーには倫理綱領が定められており、時代の変化に合わせて適宜改定されてきました。2020年6月にも追加改定が行われ、「人権」「多様性の尊重」「集団的責任」「全人的存在」などの条文が新たに追加されています。

追加された条文
人権 ソーシャルワーカーは、すべての人々が生まれながらにして侵すことのできない権利を持つ存在として認め、いかなる理由があってもその権利の抑圧や侵害、略奪を容認しない
多様性の尊重 地域社会に存在する多様性を認識し、尊重する
集団的責任 ソーシャルワーカーが人と環境に対して、集団が持つ力と責任を認識して、互恵的な社会の実現に貢献する
全人的存在 すべての人々を生物的、心理的、社会的、文化的、スピリチュアルな側面からなる全人的な存在として認識する

3.ソーシャルワーカーの1日

ソーシャルワーカーの基本的な仕事内容は、生活上問題を抱えている方と面談し、その相談に応じることです。

ここでは1日のスケジュールについて、一例をご紹介します。

ソーシャルワーカーの1日

4.やりがい、楽しさ

ソーシャルワーカーのやりがいの一つが、困っている方との面談を通して、その悩みや苦しみに寄り添いながら、解決に導くことができるという点です。地域には病気や障がいによる悩み、経済上の悩み、家族関係における悩みなど、問題を抱えている方が数多くいます。

そうした方々に親身になって対応し、ときには雑談を交えながら解決策を模索するという作業は、「地域社会を支えている」というやりがいを心から感じることができるでしょう。

また、面談者とその家族のみならず、必要に応じて医療機関や介護施設、企業、教育機関などとも連携しながら地域全体で問題の解決を図るのもソーシャルワーカーの仕事です。地域内にある多様な組織・機関とつながりをもちながら業務を行える点も、やりがいや楽しさにつながるでしょう。

ソーシャルワーカーの職種・仕事内容

1.働き方別の仕事内容

社会福祉士

社会福祉士は、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどの施設で生活する高齢者、デイサービスを利用する高齢者の生活をサポートする職種です。中には、地域包括支援センターで働いている社会福祉士もいます。

社会福祉士の仕事内容には、以下のようなものがあります。

  • 入所に関する手続き
  • 相談の受付
  • 家族との連絡
  • ほかの施設や在宅介護へ移行する手伝い

社会福祉士について詳しく知りたい方は、「社会福祉士とは?仕事内容から受験資格、就職先を解説」をご参照ください。

高齢者は、加齢によるハンディキャップとともに、病気や障がいなどを抱えていることも多くあります。本人や家族から、現在の生活環境や希望をヒアリングしつつ、適切な支援を行います。

精神保健福祉士/精神科ソーシャルワーカー(PSW)

精神保健福祉士(PSW)とは、精神科を設置している医療機関あるいは社会福祉施設を利用する患者とその家族に対して、日常生活で直面している問題を解決するための支援や指導を行う専門職です。

具体的な仕事内容には、以下のようなものがあります。

  • 初診の患者から普段の生活で困っていることや望むことを聞き取って医師に伝えること
  • 患者が退院して自宅復帰した後に利用する各種機関との連絡役となること

精神保健福祉士について詳しく知りたい方は、「精神保健福祉士(PSW)とは?仕事内容から資格の取得ルート、資格取得のメリットを解説」をご参照ください。

生活相談員・支援相談員

生活相談員とは、特別養護老人ホームや養護老人ホーム、知的障がい者授産施設、身体障がい者更生施設などで勤務しているソーシャルワーカーのことです。

具体的には、利用者本人とその家族からの相談対応や入退所の手続き、諸機関との連絡・調整などが主な仕事内容です。

生活相談員について詳しく知りたい方は、「生活相談員とは?仕事内容や必要な資格、就職先を解説」をご参照ください。

医療ソーシャルワーカー(MSW)

医療ソーシャルワーカー(MSW)

医療ソーシャルワーカーとは、医療機関において患者とその家族が直面している問題に寄り添い、その解決のために支援を行う専門職のことです。

「医療ソーシャルワーカー」という名称の資格はありませんが、大半の病院では「社会福祉士」の資格を保有していることを採用の条件として提示しています。

具体的な仕事内容は、患者の入退院に関する相談とサポート、療養中に患者とその家族から生じるニーズの発掘とその解決、患者が社会復帰するための手助け、などです。

医療ソーシャルワーカーについて詳しく知りたい方は、「医療ソーシャルワーカー(MSW)はどんな職業?なるための方法や仕事内容を解説」をご参照ください。

スクールソーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカーとは、子どもが学校や家庭で直面している問題に向き合い、解決に向けて支援を行う専門職です。

具体的な仕事内容としては、不登校になっている子どもとその家族に寄り添い、その生活環境を整えること、経済的に苦しい家庭に対して奨学金制度を紹介し、その手続きのサポートを行うこと、「子ども食堂」など学校外における支援の活用をアドバイスすること、などです。

児童福祉司

児童福祉司とは、子どもとその保護者の相談窓口となって、直面している問題の解決をサポートする専門職です。児童相談所に勤務し、そこを訪れる方々の悩みの聞き取りを行い、問題を解消するための道筋を探り、提案します。

家庭環境に問題がある家庭では、それが原因で子どもが非行に走りやすいです。さらに、親による子どもへの虐待が生じている家庭も少なくありません。親が育児に悩んで精神的に問題を抱えるようになり、それゆえに家庭内に問題が生じることも多いです。

そのような家庭に寄り添って、子どもたちが充実した生活環境を取り戻せるよう支援するのが児童福祉司の仕事です。

ケースワーカー

ケースワーカーとは、生活保護あるいは社会福祉制度を利用する方々の自立を促す専門職です。都道府県または市区町村の職員に公務員として採用され、福祉事務所に配属された場合にケースワーカーとして働きます。

ケースワーカーとして働くこと自体には資格などは必要ありません。それまでまったく福祉職の経験がなかった人が配属されることも多いです。

2.他職種との違い

ケアワーカーとの違い

ケアワーカーとは、要介護状態の高齢者や障がい者など、日常生活を送るうえで介護を必要とする方に食事や入浴、着替え、排泄などの介助を行う専門職です。

一方、ソーシャルワーカーは直接的な介助は行いません。高齢者や障がい者、その家族に対して、日常生活を送るうえで直面している不安や悩みを聞き取り、その解消に向けた支援を行う専門職です。つまり、ケアワーカーは実際にケアを行う人、ソーシャルワーカーは相談業務を行う人という違いがあります。

ケアマネージャーとの違い

ケアマネージャーとの違い

ケアマネージャーとは、介護保険法に基づいて、要介護認定を受けた高齢者を対象にケアマネジメントを実施する専門職です。

ケアマネジメントとは、日常生活に介護や支援を必要とする方が自立した生活を送るために必要なもの(ニーズ)と、介護施設や事業所が提供している介護サービスとの橋渡しです。具体的な業務内容は、介護サービスの利用計画書であるケアプランの作成や介護サービス事業者間の調整、医療機関など他職種との連携などです。

こうしたケアマネジメント業務はソーシャルワーカーが担うことはありません。制度上、ケアマネージャーのみが行えます。

カウンセラーとの違い

心理カウンセラーやソーシャルワーカーも、相談者の心に焦点をあてた業務を行う点では共通しています。日常生活において悩んだり、困ったりしている人の相談に乗って、心の負担を解消する仕事です。

しかし、相談者の悩みを解決する方法に違いがあります。カウンセラーは主に心の治療・ケアという側面からアプローチを行います。一方、ソーシャルワーカーは現行制度や公的サービスを活用するなどして、環境の整備に関する助言や支援を行うのです。

保健師との違い

保健師とは、地域内に住む人の保健指導と健康管理を行う専門職です。保健師となるには看護師資格が必要であり、無資格者がその業務を行うことはできません。

一方のソーシャルワーカーは、勤務先にもよりますが、福祉事務所で業務を行う場合、市の職員が担当します。その際、特に資格がなくても従事できます。しかし、医療ソーシャルワーカーのように、就職や転職の際に社会福祉士の資格が求められることもあります。

また、ソーシャルワーカーは相談業務がメインであり、医療分野の専門知識を必要とする保健指導や健康管理などは行えません。

民生委員との違い

民生委員とは、地域住民に寄り添いながら、生活や福祉にかかわる相談と援助活動を行う非常勤の地方公務員のことです。また、児童福祉法に基づき、民生委員はすべて児童委員も兼ねているため、地域住民が妊娠中のことや子育てのことで不安や悩みがある場合に、助言や支援も行います。

一方でソーシャルワーカーは、ケースワーカーとして働く場合を除き、通常は地方公務員の身分を持たなくても従事できる職務です。

他職種との連携は必要不可欠

ソーシャルワーカーの業務は、生活上の困難に悩み、苦しんでいる相談者の問題を解決することです。相談者のどのような問題に対しても適切に解決へと導けるように、多様な分野の専門職と連携し、情報交換しながら仕事を行います。

例えば、保険・医療・福祉の各分野で活動する医師や看護師、保健師、薬剤師、栄養士、理学療法士、歯科医師などとの連携が必要です。

3.働く場所

ソーシャルワーカーの勤務先は多岐にわたります。介護の現場で働く場合だと、勤務先は高齢者福祉施設やケアハウス、短期入所型施設、地域包括支援センター、グループホームなどです。

また、ケースワーカーとして行政施設で働く場合だと、福祉事務所や役所の社会福祉課、児童相談所などが勤務先となります。医療ソーシャルワーカーであれば医療機関、スクールソーシャルワーカーであれば学校や児童福祉施設で就労します。

ほかにも、身体障がい者福祉施設や知的障がい者福祉施設、精神障がい者福祉施設、児童養護施設、母子支援施設、乳児院などがソーシャルワーカーの職場です。

公務員として働くこともできる

公務員として働くこともできる

ソーシャルワーカーは公務員としても働くことができます。公務員として福祉事務所や役所の福祉関係の部署、保険所・精神保健福祉センターや公立病院・障がい者施設などに配属されます。

安定した就労環境でソーシャルワーカーとして地域社会に貢献することを希望する場合、公務員になることも一つの方法と言えます。ただし、公務員試験は倍率が高く難関であるため、就職・転職を目指す場合は、しっかりと準備してのぞむ必要があります。

ソーシャルワーカーになるには?

1.資格の種類

社会福祉士

社会福祉士

社会福祉士とは、日常生活を送るうえで困難が生じている方に対して、専門的な知識を用いて相談や支援を行うための資格です。

ソーシャルワーカーの業務自体は、社会福祉士の資格がなくとも行うことができます。しかし、「社会福祉士」を名乗って地域の中で活動する際は、国家資格の取得が欠かせません。社会福祉士の資格を有することで、より専門性の高い助言や支援を行えるソーシャルワーカーであることを証明します。

社会福祉士について詳しく知りたい方は、「社会福祉士とは?仕事内容から受験資格、就職先を解説」をご参照ください。

精神保健福祉士

精神保健福祉士とは、精神保健福祉の分野に関する専門的な知識とスキルを持ち、精神に障がいのある方たちの社会復帰を支援したり、必要なトレーニングを行ったりします。精神科ソーシャルワーカーとも呼ばれ、介護福祉士、社会福祉士に並ぶ、日本の福祉系国家資格です。

精神保健福祉士には、精神の障がいに対する理解力はもちろんのこと、患者さんを導くうえで必要となる忍耐力や冷静さといった高いコミュニケーション能力も求められます。

精神科の領域でソーシャルワーカーとして働く場合、障がいについての専門知識を持つ精神保健福祉士の資格取得は不可欠です。

精神保健福祉士について詳しく知りたい方は、「精神保健福祉士(PSW)とは?仕事内容から資格の取得ルート、資格取得のメリットを解説」をご参照ください。

介護福祉士

介護福祉士

介護福祉士は、介護に関する国家資格であり、有資格者は高齢者や障がいのある方への食事や入浴、排泄、歩行の介助や家族介護者への相談業務などを担います。介護についての豊富な知識やスキルを用いて、介護を受ける側、介護をする側の双方を支えていくことが介護福祉士の仕事です。

介護の領域でソーシャルワーカーとして働く場合、介護福祉士の資格は介護に関する知識とスキルの保有者であることを証明します。取得しておくと就職・転職時に有利となるでしょう。

介護福祉士について詳しく知りたい方は、「介護福祉士とは?仕事内容から受験資格、就職先を解説」をご参照ください。

未経験でもソーシャルワーカーの職に就くことはできる

介護分野を中心に、近年ではソーシャルワーカーの人手不足が続いており、経験者の採用は難しくなっています。そのため、有資格者であれば未経験者でも積極的に採用しようと考えている企業は増えています。

2.資格・試験の難易度

資格・試験の難易度

ソーシャルワーカーを代表する国家資格の一つである社会福祉士の場合、資格試験の合格率は26~30%ほどで、難易度は高めです。一方、精神科の医療機関に就職・転職する際に有利となる精神保健福祉士の合格率は約60%前後で、社会福祉士に比べるとやや取得しやすくなっています。

社会福祉士の合格率が低い理由の一つが、合計で18科目という出題範囲の広さです。また、社会人として働きながら試験に挑戦する人も多く、競争率が高いことも合格の難しさにつながっています。

3.資格取得ルート

通信制の一般養成施設、短期養成施設で学習

ソーシャルワーカーとして働くうえで有用な国家資格は、誰でも受験できるものではなく、まず受験資格を満たさなければなりません。精神保健福祉士の場合、「一般養成施設」や「短期養成施設」などでの学習を経て、受験資格が得られます。

これらの養成施設では、昼間働きながらでも学習できるように、通信制の学習コースを設けているスクールも数多くあります。その場合、インターネットで授業を動画で視聴することもできるようになっています。

4.資格を取得するメリット

ソーシャルワーカーとして働く際、社会福祉士などの国家資格を取得しておくと、他職種からの信頼度が高まります。特に医師や看護師などの医療系の専門職は、社会福祉士の資格がないと信用を得られないことも多いのです。

また、活躍の場が広がる点も取得のメリットです。高齢者向けの介護施設や各種障がい者施設、児童相談所や母子支援施設、そして各種医療機関や行政機関など、有資格者であればソーシャルワーカーとして活動できる範囲が広がります。

ソーシャルワーカーの給料・年収

平均給与額(1ヵ月あたり)

社会福祉士の給料は、額面で月収20万円台後半~30万円台前半が平均と言われています。額面給料から税金・社会保険料などを天引きした手取り額は、一般的にこれよりも数万円低くなります。目安としては、手取り27万円程度です。

また、社会福祉士資格を取得しているソーシャルワーカーについても、同程度の額が給与として受け取れると考えられます。

異業種からの転職を成功させる方法

1.求人・就職状況・需要

求人・就職状況・需要

高齢化に伴って、ソーシャルワーカーの需要は増しています。

特にソーシャルワーカーは、社会福祉士などの国家資格を持っている人が多いため、さまざまな場所で必要とされている職種です。

しかし介護業界では人手不足がひどく、ソーシャルワーカーとして就職したにもかかわらず、介護職員の業務を任されるケースもあるので注意が必要です。

2.履歴書の書き方

履歴書は就職や転職を行う際の自分の顔となる書類です。まず、日付については、郵送の場合はポスト投函日や郵便局の窓口で手続きした日を記入します。面接を受ける場合は、面接日を記入しましょう。

氏名は戸籍の漢字の通りに記入し、楷書体で丁寧に書きます。生年月日は日付の記入場所とあわせて、和暦または西暦で記入しましょう。

住所は都道府県名から書き、番地や番も省略しないのが基本です。写真はスーツ着用で履歴書を提出する3ヵ月以内のものにします。

資格欄には業務上、役に立ちそうな資格をまとめて記入しましょう。特に、社会福祉士など国家資格を有する場合は、取得年月とあわせて忘れずに書いてください。

3.魅力的な志望動機の書き方

志望動機欄には、志望する施設を選択した理由と、今後のキャリアプランを明確に書きましょう。体験談などを織り交ぜて、自分の言葉で書くことが大切です。本人らしさが出ている志望動機であれば、採用担当者に強くアピールできます。

なお、履歴書のフォーマットごとに、志望動機欄のスペースは大きさが違います。おおむね8割ほどを埋める形で書くのが望ましいと言われています。文量が少ないと、採用担当者への印象が悪くなる可能性もあります。

また、ありきたりな言葉を並べるのもイメージが良くありません。具体的なエピソードを入れてオリジナリティを出すことが大事です。

4.面接での留意点

面接での留意点

面接を受ける際は、スーツを着用しましょう。新卒者であれば、リクルートスーツでも構いません。事業所によっては、ビジネスカジュアルで問題ない場合もありますが、判断が難しい場合はスーツを選択しましょう。

応募した事業所から、私服やカジュアルな服装でも問題ないとの連絡があった場合でも、デニムやサンダルなどは避けましょう。

着用する服装はシワなどがないように整えて、清潔感を保つことが大切です。女性は、香水やメイクも控えめにします。アクセサリーを付けている場合は、面接前にすべて外しましょう。

5.ソーシャルワーカーに向いている人

ソーシャルワーカーの仕事は、生活上の問題に困っている方の相談に乗って、支援を行うことです。そのため、面倒見の良い方が向いています。

また、悩みを抱える方の状況は一人ひとり違っています。本人の言葉を聴いて真意を見抜く観察力も、ソーシャルワーカーには必要です。